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先日オランダで初めての確定申告が完了しました。
備忘録がてら手順を記録しておきますので、これから申告される方の参考になれば幸いです。
オランダのTax Yearについて
オランダのTax Year(会計年度)は、1月1日開始、12月31日締めとなっています。
確定申告は通常、翌年の3月1日~4月30日に行います。
これを過ぎるとペナルティを科される場合がありますので、ご注意ください。(申請をすれば4月30日の提出期限を7月まで延期することも可能です。)
また、移住して初めての確定申告は7月1日までに行います。
初年度の確定申告"フォームM"について
移住した初年度分の確定申告は、フォームM(form M)と呼ばれる通常の申告とは異なるフォームを提出して行います。
フォームMの提出は7月1日まで。
これを過ぎるとペナルティを科される場合がありますので、ご注意ください。
これまでは紙媒体のみでしかフォームMを提出することが出来ませんでしたが、2020年分よりオンラインでの提出も可能となりました。
上記のページに飛び、下記のようにタブからIndividualsとTax returnを選択します。
すると、「Request the tax return form M」という項目が現れます。
「You can also file your tax return M 2021 online.」をクリックすると、オンラインでの提出ページに飛ぶことが出来ます。
Orderという項目から、紙媒体のform Mを申し込むことも可能です。
オンラインでのform Mの提出にはDigiDが必要です。
まだ取得していない方は下記をご参考ください。
結果や還付金が返ってくるのはいつ?
申請した確定申告の処理の進捗状況はこちらのMijn Belastingdienstにログインして確認することが可能です(オランダ語のみ)。
通常は3ヵ月以内にTax Decisionと呼ばれる確定申告の結果が届きますが、厳密には国からTax Decisionが返ってくるのは申請から3年以内とされています。
申請から6ヵ月を過ぎてもTax Decisionが返ってこない場合は、利子が付きます(=国からお金がもらえる)。
私の初年度の確定申告は、6ヵ月経つか経たないかくらいのギリギリのタイミングでステータスがTax Decision完了に変わり、その2日後に詳細が書かれたレターが自宅に届きました。
還付金の振り込みはレターに書かれていた日付から7日以内とのことでしたが、書かれていた日付の日に振り込まれていました。
おわりに
申請は全てオランダ語でしたが、自動翻訳をかけながらスムーズに入力することが出来ました。
申請からTax Decisionの受け取りまでが非常に長かったですが、初年度はどうやら時間がかかるようです。
来年からはすぐに受け取れると予想しています。
この記事がタックスリターンで悩むオランダ在住の方のヒントに少しでもなれば嬉しいです。