ワーホリハンターなう

海外生活と旅行のブログ

“私がドイツで盗まれた二つのもの”
“映画や音楽などのタイトルにおける冠詞による意味の違い”
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“ワーホリ経験者による英語圏5カ国徹底比較!”

映画や音楽などの英語の作品タイトルにおける冠詞による意味の違い

今回のブログのテーマは英語の作品タイトルの冠詞

aとかanとかtheとか、日本人が苦手とするアレですが、作品タイトル(歌とか映画とか絵とか)ってなると通常のルールとはちょっと変わってくるから、厄介だったりするし混乱したりもする。

 

この記事では冠詞についての基礎知識はすっ飛ばします。

あくまでも、

作品に英語でタイトルをつけたいんじゃ〜〜〜!!

という人のためのカジュアルな記事です。

 

複数の英語ネイティブの友人、そしてケンブリッジ公認の英語指導資格を持った英語教師の友人にも確認してこの記事を書いたので、自信を持ってお届けします!!

また、この記事の内容は作品タイトルに関してのルールであることをお忘れなく!

 

 

作品タイトルでは、使う冠詞によって次のようなニュアンスの違いが出ます。

  • a, an→"とある〇〇感"が出る
  • the→強調した感じ
  • 冠詞なし→theの強調がないニュートラルバージョン

 

私が大好きなゲームThe Legend of Zelda(ゼルダの伝説)を例に挙げて比較します。

 

A Legend of Zelda 

→"とある"ゼルダの伝説というニュアンス。

The Legend of Zelda

→"ザ"って感じが出る。ちょっと強調された感じのニュアンス。

The Legends of Zelda

→"ザ"ついてるし、複数形だし、めちゃめちゃ伝説あるんやな!壮大やわ!という感じ。

Legend of Zelda / Legends of Zelda

→"ザ"がなくなって強調がなくなったニュートラルな感じだが、基本的にはTheがついた場合と同じ扱い(文法上も)。また、Theがついた場合より"一つの文章である感じ"が出る。

 

文章だと冠詞の有無は文法の細かいルールに従わなくてはなりませんが、タイトルの場合はニュアンスによって使い分ければOKです。

もっと言ってしまえば、響きがかっこいいかどうかによって、冠詞の種類・有無を決めちゃって問題ないです。

 

Star Warsは、The Star Warsでもよかった。

でもそれだとなんとなく仰々しいからStar Warsにしたんだろうな、という感じ。

 

しかし、それはタイトルの"一番最初の単語に限っての話"です。

それ以降に続く単語は冠詞のルールに従わなくてはなりません。

 

例えば、"The Load of the Rings"。

"Load of the Rings"や"A Load of the Rings"だったとしてもタイトルとしては問題ないですが、"The Load of Ring"はNG。

of以降はしっかりと文法ルールに従う必要があります。 

 

大文字と小文字の違い 

冠詞から話は外れてしまいますが、大文字と小文字の書き分けについて触れておきます。

基本的な法則は下記の通り。

 

  • 最初と最後の単語は大文字で始める
  • 5文字以下の前置詞(to、ofなど)・冠詞(a, an, the)・等位接続詞(and、butなど)は全て小文字
  • これら以外の単語は全て大文字で始める

例:The Load of the Rings、Welcome to the Black Parade、A Journey to the Stars

 

この規則を守らない場合、"スラング感"とか"わざと感"とか意図を感じさせることができます。(逆に言えば非ネイティブ感を出す原因にもなってしまう。)

 

例えば、タイトルを全て小文字にすると、ちょっとモダンなかわいいスラングっぽい雰囲気になる。

見た目からしてそんな感じがします。

日本語で言うならば、常用漢字をわざとひらがなで書いたり、カタカナ単語をひらがなで書いたりとか、そんな感覚。

 

全て大文字にすると、見たまんまの通り強調した感じになる。

 

あとは、全ての単語が大文字始まり、若しくは最初単語のみ大文字であとは全て小文字のタイトルもたまに見かけます。

何かしらの意図を感じる。もしくはちょっと不自然に感じる(笑)。

 

 

いかがでしょうか。

ざっくりまとめるとこんな感じです。 

これまで英語についてのブログを書いたことはなかったし、これからも書くことはほぼないかと思いますが、「これは多くの人の役に立つのでは……?」と思ったので今回初めて書いてみました。

この記事が制作活動をしている誰かの役に立ちますように!