先日、ストックホルムを一人旅してきました。
オスロ一人旅を終えたのが記憶に新しい私。
北欧が大好きなので、ストックホルムはいつもバケットリストに入っていました。
しかし、「よし行こう!」と背中を押してくれるきっかけがなかなかなく、ずっと後回しになっていました。
今年の春、大好きなカナダ人キーボーディストのAnomalieがワールドツアーをするというニュースを目にした私。
ツアー先を確認すると、残念ながらこのツアーではオランダは回らないとのこと……オランダから近くて行きやすいのはロンドンかパリ……
しかし、ずっと行ってみたかったストックホルムもツアーリストに含まれているではありませんか!
Anomalieのライブが私の「よし行こう!」になり、晴れて初スウェーデン旅行を決めることとなりました。
ストックホルム一人旅は1泊2日のweekend getawayでしたが、週末旅にぴったりのサイズで大満喫!
この記事では、私がストックホルムで見たもの食べたものを写真多めでゆるりと紹介します。
ストックホルム空港から市内へはバスで移動。
チケットは空港内の券売機で往復券を購入しました。
到着先はストックホルム中央駅。
モダンでクリーンな北欧の雰囲気がたっぷり!
この時点で、もう私はストックホルムのファンになってしまいました。
駅を出ると、これまでに見たことがないほどかわいらしいポストが私を待っていました。
黄色と水色のスウェーデンカラーですが、淡いパステルカラーになっているところがさすがデザイン大国。
スウェーデンのポストは世界一かわいい。
私がストックホルムを訪れたのは9月末で、紅葉が始まったばかりの時期。
街を歩いていると色が変わったばかりのフレッシュな紅葉に出会うことが出来ました。
ストックホルム市立図書館
Stockhold Public Libraryは美しい図書館として名を馳せているストックホルムのランドマーク。
設計はスウェーデン出身のモダン建築家、Erik Gunnar Asplund。
私が図書館を訪れたときはちょうど内装を改装中で、生憎全貌を見ることは出来ませんでした。
工事の足場が映らないように、カーブを描く壁に沿って設置された本棚をパシャリ📸
図書館から旧市街地のガムラスタンに向かって長いお散歩をしていたところ、焼きたてのシナモンロールが店頭に並べられる瞬間に遭遇。
北欧のおやつといえば、シナモンロールに限りますよね。
一度は通りすぎましたが、「これは絶好のタイミング、食べねばならぬ!」と道を引き返し、熱々のシナモンロールをひとつ、お買い上げ。
文字通り本当に焼きたて熱々だったので、ふわふわトロトロの食感を存分に楽しむことが出来ました。
甘さ控えめだけど、ふんわり広がるシナモンの香りも最高。
間違いなく人生で食べた中で一番おいしいシナモンロールでした。
出来立てって最強!
スウェーデンの公衆電話。
ダークグリーンにベビーピンクの組み合わせがおしゃれ。
フィンランド教会横にひっそりと居る、Iron Boyに会いにいきました。
Boy watching the moonと呼ばれるこちらの小さな男の子の像は、スウェーデンの彫刻家Liss Erikssonの作品。
チュッパチャプスと比較するとその小ささがわかるのではないでしょうか。
観光客だけでなく地元の人にも愛されるIron Boyには、お菓子やマフラー、帽子(!)のプレゼントが年中絶えません。
建物の形がアムステルダムにそっくりなのに、色が全然違います。
ストックホルムの旧市街地"ガムラスタン"は魔女の宅急便のモデルになったと言われています。
温かみのある色の壁面が連なる海沿いの町並みは、どことなく魔女の宅急便を彷彿させるのではないでしょうか。
こちらはStockholm's narrowest street、ストックホルムで一番狭い通りです。
思ったほど狭くなくて、逆にびっくり・・・(すみません笑)。
Meatballs for the People
スウェーデン料理といえば、なんてったってミートボール!
Meatballs for the Peopleで堪能してきました。
このレストラン、スウェーデンならではの様々なお肉のミートボールが食べられるんです。
チキンやポークはもちろん、トナカイ、ヘラジカ、ムースなどなど……。
私は色んな味が楽しめるセットを注文し、ビーフ、チキン、ポーク、トナカイをいただきました。
初めてのトナカイ肉!
ミートボールにしてある上にソースがたっぷりかかっているのにクセが強くてびっくりしましたが、クセが強い食べ物が大好きなので問題なし!笑
ミートボールにリンゴンベリーのソースが添えてあるのもスウェーデンならではですね。
なが~いエスカレーター。やっぱり駅がかっこいい。
中央駅近くでかわいい信号機を発見。
この日の夜はライブハウスでAnomalieのショウを楽しみ、晩ご飯はスーパーで買ったサンドイッチで済ませました。
翌朝は中央駅近くのパン屋さんを2軒はしごしてシナモンロールの食べ比べをしました。
Vete-KattenとFabrique。
Fabriqueはロンドンにも店舗を展開している有名中の有名店。
どちらも甲乙つけ難いおいしさで唸りました。
でもやっぱり、昨日の焼きたてには適わないなぁと思うなど。
激しい通り雨のあと、空には二重で虹がかかっていました。
写真は撮っていませんが、王宮にて衛兵交代も楽しみました。
ストックホルムの地下鉄アートを楽しむ
私がストックホルムでやりたかったことの一つが、地下鉄アート巡り。
ストックホルムの地下鉄はアートが施されており、世界一長い美術館と呼ばれています。
今回は24時間切符を購入し、時間が許す限りひたすら色んな駅を巡り、アートを鑑賞しました。
地下鉄アートは駅改札内に展開されているため、切符を買って改札内に入らないと鑑賞することができません。
左上から時計回りに、Stockholm Centralstation、Solna strand、Kungsträdgården、Rådhuset、Thorildsplan
10・11番線のブルーライン沿いはまるで洞窟のよう。
地下鉄とは思えない、まるでテーマパークのアトラクションのような規模のアートを各駅で鑑賞することが出来ます。
上の写真以外の駅にもいくつか行きましたが、特に印象的だったのはSolna strand。
無機質なコンクリートの中に佇む小さな青空がやけに美しく、心惹かれました。
中心部から離れているので少しアクセスは悪いですが、ぜひ足を運んでみてください。
Tengu
ストックホルムで一番驚いたことといえば、日本食レストランの多さ!!
各ブロックに1軒以上は日本食レストランを見つけることが出来ます。
ラーメン、お寿司、おにぎり屋さんなんかもありました。
日本食レストラン激戦区のストックホルムで、私がどうしても行きたかったのがラーメン屋さんTengu。
海外でラーメン屋さんに行くと、十中八九はメニューが豚骨か白湯のみ。
しかしTenguのラインナップは醤油、塩、味噌・・・!!
こりゃあもう行くしかないでしょう。
醤油ラーメンをいただきました。
久しぶりに食べる透き通った醤油スープのラーメン、シンプルでオーセンティックなトッピング……写真では見えづらいですが、チャーシューもしっかり入っていました。
うーん、おいしい!!
ラーメン好きならストックホルムでマストです。
あっという間の2日間でしたが、濃厚でぎゅっと詰まった2日間でした。
今度は冬にセムラを食べに訪れたいし、夏にノーベル賞授賞式で出されるというアイスクリームも食べに来たい。
またAnomalieがストックホルムでライブをしてくれるといいのだけれど。