先日カンタベリーへ日帰り旅行に行ってきました。
ロンドンからも近く、4〜5時間あれば回れる小さな街なので、気軽な日帰り旅行にぴったりです。
カンタベリー基本情報
ケント州にある町、カンタベリー。
カンタベリーへの所要時間はロンドンから電車で約1時間半。
私はオフピーク料金で往復21.40で行きました。
カンタベリー観光に便利な駅はCanterbury EastもしくはCanterbury West。
どちらも街の中心部へのアクセスのしやすさは同じくらいなので、行き来に都合の良い駅を利用すればOKです。
カンタベリーは聖地や巡礼地として中世から栄えた街です。
小さな街ではありますが、歴史の古い町並みはとても見応えがあります。それでいてどこかかわいい。
街には川が流れており、舟に乗って川の散策をするのも楽しみの一つ。
ここからは、カンタベリーで絶対に押さえておきたい観光スポットを3つ、紹介します。
イングランド国教会の総本山!カンタベリー大聖堂
カンタベリー一番の見所といえば、Canterbury Cathedralことカンタベリー大聖堂です。
イングランド国教会の総本山で、カンタベリーにある他二つのキリスト教建築物と併せて世界遺産になっています。
入場料金は£10(2020年9月現在)。
公式HPで見学時間のスロットが予約出来るので、事前に済ませておきましょう。
https://www.canterbury-cathedral.org
私が訪れた際は外観の一部が工事中でしたが、問題なく見学できました。
カンタベリー大聖堂の歴史はとても古く、1130年に完成したとされています。
イギリス最古のゴシック建築です。
その大きさはかなりのもので、東京ドーム2つ分より更に広いのだとか!
この回廊、どこかで見覚えがありませんか?
そうです、このカンタベリー大聖堂、映画ハリーポッターのロケ地として使われた場所なんです!
修道士たちの憩いの場として利用されていたこの大回廊。
天井には無数の紋章が取り付けられています。
そのほとんどが建築資金の寄付をした家の紋章なのだとか。
真ん中の廊下をまっすぐ進むと、彫像が立派な内陣仕切りが見えてきます。
この6人はイングランドの国王とのこと。
この内陣仕切りのすぐ手前にカンタベリー大聖堂の一番の見所であるBell Harry Tower(ベル・ハリー・タワー)があります。
(私は場所が全く分からず、大聖堂内を一周してからスタッフさんに尋ねました。笑)
大聖堂内のグッズショップには、この塔の天井をモチーフにしたグッズがたくさん揃っています。
塔は15世紀に完成しました。
天井はとても高いため見上げるのにクラクラしてしまいますが、扇型の彫刻はいつまでも眺めていたくなるような美しさです。
こちらは聖歌隊席。
両側の高い柱をつなぐアーチがとても美しい。
大聖堂のほぼ全ての窓を覆うステンドグラスも見所の一つ。
カンタベリー大聖堂のステンドグラスはとても鮮やか!じっくり眺めたくなります。
パンティング(舟遊び)を楽しむ
冒頭で述べたように、カンタベリーの街には小川が流れており、そこでパンティングを楽しむことが出来ます。
パンティングとは、イギリス伝統の舟遊びのこと。
パントと呼ばれる細長い舟の端に一人が立ち、長い棒で川底を突いて舟を動かします。
カンタベリーではパントに乗って街を遊覧することが出来ます。
パント以外にも普通のボートを出してくれるお店もあるのですが、そちらはプラスチック製の舟でなんとも雰囲気が出ません。
私が友人に勧められて利用したのが、Canterbry Punting Company。
こちらでは木製のパントに乗ることが出来ます。
Canterbury Punting Companyの看板犬
スタッフさん達はとても陽気でフレンドリーで、学生じゃないのに学生料金にしてくれたり、サービスがとてもいいのもおすすめポイント(笑)。
チケットは早いもの順なので、パンティングを楽しみたい場合、カンタベリーに到着したらまず最初にこちらのお店でチケットを購入することをお勧めします。(カンタベリーの街のメインストリートでチケットを販売していることもあります。)
カンタベリーの川は、川底が見えるくらい透き通っています。
カンタベリーのパンティングは、ディズニーランドのジャングルクルーズを彷彿させる楽しさ!
家の下をくぐって洞窟のような場所に入っていくのも冒険っぽくてワクワクしました。
川の両岸は自然に溢れており、様々な種類の鳥が生息しています。巣もいくつか発見することが出来ました。
この日はあいにくの曇り空でしたが、それでも美しい風景を楽しむことが出来ました。
お化けの住むカフェTiny Tim's Tearoom
世界有数のホラー大国として知られるイギリスですが、ここカンタベリーにも有名なお化けスポットが存在します。
それがこちら、Tiny TIm's Tearoom。
一見なんてことない普通のカフェですし、中に入ってみても普通の可愛らしいカフェなのですが、曰く付き物件なのだそう。
イギリスは日本とは逆で、お化けが出る物件は価値があがります!私は絶対に嫌!笑
このカフェの上の階には「お化けが出る部屋」なるものがあるのですが、怖がりの私は詳細も見ず、チラッとだけ中を見てそそくさと帰ってきました。笑
こちらのカフェでいただいたランチ、とっても美味しかったです。
スープとパンのセット。体が温まりました。
まとめ
世界遺産からお化け、そして自然との触れ合いまで、幅広く楽しめるカンタベリー。
大雨でない限り、季節を問わず年中楽しめそうな街です。
ぜひ訪れてみてください。
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