(最終更新日:2024年4月16日)
私が渡英する前、会う人会う人みんなから必ず言われたこと。
「イギリスってご飯まずいんでしょ?」
当時は「そうらしいですね〜、今から怖いです!笑」なんて答えていたのですが、これは完全に杞憂でした。
私の"イギリス まずい"のイメージは渡英後数日で消え去りました。
今なら胸を張って言えます。
イギリスはおいしい。少なくともロンドンは絶対おいしい。
ご近所のメシマズ国を差し置いてイギリスがメシマズと言われるのが、今では全くもって納得いきません。オ◯ンダやド◯ツの方がよっぽど・・・(自重)。
私がロンドンに滞在していた2年間、色々なレストランに行くのが楽しみの一つでした。
この記事では、私が2年間で訪れたレストランの中で、特に美味しかったレストランを厳選して10カ所ご紹介します。
美味しいレストランを探すコツも紹介しますので、少しでも参考になると嬉しいです。
- ロンドンで美味しいレストランを探す方法
- ピザならここ!"Santa Maria Pizzeria"
- 駐在員御用達!おいしいパスタなら"Oliveto"
- ロンドンっ子ならみんな知ってるインディアン"Dishoom"
- 映画ファンタビの舞台にもなった"Brasserie Zédel"
- みんなで火鍋を囲もう"Happy Lamb"
- シーフードなら"Randal & Aubin Soho"
- コスパ最高のステーキ"Flat Iron"
- 老舗お肉屋さんのサンデーロースト"The Quality Chop House"
- ロンドンの大人気三つ星レストラン"CORE by Clare Smyth"
- パフォーマンスも素晴らしい一つ星"The Five Fields"
- おわりに
ロンドンで美味しいレストランを探す方法
Google Mapsは正義
日本では評価が厳しすぎてあまり当てにならないGoogle Mapsは、欧米では重宝する存在。
かなり信用できます。
Google Mapsのレビュー数が多く、評価が⭐︎4.5以上の場合、まず間違い無いです。
逆に4以下のお店は気をつけた方が良いかもしれません。
ロンドンの場合、安くて量が多くて美味しい、所謂"コスパが良いお店"がレビュー数多めで高評価を得るパターンが多いそう。
「自棄に口コミ数が多くて評価が高いな?」と思ったら、コスパの良いお店である可能性大!
但し、そういったお店は価格帯がそもそも低いため、"最高に絶品!"みたいなことにはならない場合も……。
現地に長く住む人の口コミは正義
所謂"駐在員御用達"のお店は、歴代の駐在員の方々が足繁く通ったお店であることが多いので、ほぼ間違いなく日本人の口に合います。
こういったお店の場合、Google Mapsの評価がそんなに高くなくても、日本人にヒットする味のことが多いです。
職場や友人に駐在員さんがいると、美味しいお店の情報をゲット出来るかもしれません。
また、現地に長く住んでいるグルメな方からの情報も、非常に貴重!
私がロンドンに滞在していたときも、現地にお住いのグルメな方から様々な情報をいただき、ロンドンの食体験を大いに楽しむことができました。
この場を借りてお礼申し上げますm(__)m
さて、ここからは私が実際に行って好きだったロンドンのレストランを厳選して10箇所、紹介します。
ピザならここ!"Santa Maria Pizzeria"
まず最初にご紹介するのは、ロンドンで一番美味しいと思ったピザ屋さん。
過去にワーホリハンターでは、ロンドンのおすすめピザ屋さん4選を紹介しています。
4箇所ともそれぞれ個性があり、TPOによって使い分けていたのですが、私が一番好きで何度もリピートしていたのはSanta Maria Pizzeria。
ロンドンに住んで20年の日本人の方から教えてもらったお店です。
Best Pizza in Londonに輝いたこともあるのだとか……!
この投稿をInstagramで見る
ここのピザはとにかく生地がおいしい。とろっとろ。
お口の中でとろけてあっという間になくなってしまいます。
生地にほんのり塩味があり、耳までぺろり!
私はここのピザなら一人で1枚あっという間に平らげてしまいます。
その美味しさは冷めても変わることなく、ずっと美味しい。
そのため、デリバリーにも適しています。
ロックダウン中、何度お世話になったことか……!
ビーガンフレンドリーなメニューも多いので、様々なシーンで使えるお店。
ロンドンに4店舗構えています。
駐在員御用達!おいしいパスタなら"Oliveto"
駐在員御用達のカラスミパスタが有名なイタリアン、Oliveto。
このカラスミパスタ、本当に本当に本当においしいです。激推し。
絶妙な茹で具合の細めの麺が、クリーミーなソースとしっかり絡まり、一口毎にカラスミのコクが口いっぱいに広がります。
季節によってはウニのパスタも提供されているそうで、こちらも美味しいとの噂!
残念ながら私は一度もウニパスタには巡り会えませんでしたが……。
前菜のブッラータのカプレーゼ。こちらにもカラスミがたっぷり!
ソードフィッシュのカルパッチョも食べたことがありますが、こちらもとっても美味しかったです。
前菜、パスタ、デザートまで食べてちょうどいい量です。
デザートも美味しい。
全体的に量が少なめで値が張るので、コスパはあまり良くないかもしれません。(Google Mapsの評価も低め。)
それでも、ロンドンで一番おいしいパスタだったなぁ〜……と思い出すたびにヨダレが……。
ロンドンではイタリアンで外れることが多かった中、ここはさすが駐在員御用だけあって大当たりでした。
日本人のお客さんが多いからか、店員さんに日本語を少し話される方がいらっしゃいます。
とってもフレンドリーな接客が嬉しいお店。
ロンドンっ子ならみんな知ってるインディアン"Dishoom"
過去にワーホリハンターでは、ロンドンのおすすめインド料理レストラン4選を紹介しています。
色々行きましたが、私がやっぱり何度もリピートしてしまうのはDishoomです。
Dishoomはロンドンでインド料理を語るのに欠かせないお店。
ロンドンっ子ならみんな知っているのでは?というくらい、圧倒的知名度の高さを誇ります。
なぜそんなにロンドンっ子がDishoomを好むのか?
……そうです、コスパです。
お財布に優しい価格帯で、量が多い!
カレーだけでなく、ビリヤニやサモサ、チキンティッカなど様々なインド料理をお腹いっぱい楽しめます。
Dishoomの強みは、朝から晩まで楽しめる!というところ。
ブレックファースト、ランチ、ディナー、どれもお任せ!
私は朝ごはんメニューのレスラーナンロールが大好きです!病みつきになる~!
大人数で行って色々注文するのがおすすめ。
ロンドンに5店舗、それからエディンバラとマンチェスターにも店舗があります。
映画ファンタビの舞台にもなった"Brasserie Zédel"
元老舗ホテルを改装して作られた、フランスをテーマにした施設Zédelの中にあるレストラン、Brasserie Zédel。
こちらは、映画ファンタスティックビーストでダンブルドアとグリンデルワルドが二人で訪れたとされるレストラン。
Covidの影響で実際にレストランを使用しての撮影は見送られたのですが、映画のセットは本物そっくり!
ダンブルドアとグリンデルワルドが座っていた席に案内されたらラッキー。
前菜、メイン、デザートの3コースが£20以下でとってもリーズナブルなのに、味もちゃんとおいしいのが嬉しい。
私はここのチョップドステーキ(ハンバーグ)がお気に入りです。
大人気レストランなので、早めの予約が必須!
Zédelの中にはバー、カフェ、キャバレーが入っており、キャバレーでは毎日ショーが行われています。
カフェは遅くまでやっているので、夜カフェに便利でよく利用していました。
みんなで火鍋を囲もう"Happy Lamb"
ロンドン在住中国人がこぞって"ロンドンで一番美味しい火鍋"と謳うのがHappy Lamb。
2019年夏にオープンした比較的新しいお店です。
店名にラムを掲げている割に、ラム肉はそんなにメインではないので笑、ラムが苦手な方もご安心を!
ここの火鍋は本当に病みつきになるおいしさで、ロンドン滞在中に何度も通ってしまいました。
私のお気に入りは、辛さレベル2のキャベツのピクルスのスープ!(写真左)
このスープだけ永遠に飲んでいたい……
火鍋と聞くと辛い鍋を想像するかもしれませんが、辛くないスープやベジタリアン対応のスープもあるので、大人数でも楽しめます。
火鍋の具では、ビーンカードロール、海老つみれ、ラムの薄切りが大好きで、行くたびに必ずオーダーしていました。
ビーンカードロールは一番のお気に入りです。
さっとしゃぶしゃぶして、スープがたっぷり染み込んだものをじゅわっと頬張るのがたまらない……!
ディナーは特に混雑するので、予約必須です。
シーフードなら"Randal & Aubin Soho"
複数のロンドンっ子から"ロンドンでシーフードならここ!"と教えてもらったのがRandal & Aubin Soho。
オイスターからロブスターまで、なんでもござれ!
ワインの種類も豊富。
私のお気に入りは何と言ってもツナのサラダ!!
マグロのレアステーキが乗っかった、具沢山のサラダです。
アンチョビが効いていて病みつきになってしまう美味しさ!
サラダとはいえ食べ応え抜群です。
来店の度に必ず注文していました。
オイスターも毎回注文していました。
レモンだけでなく、ビネガー、タバスコ、塩など、様々な調味料を用意してくれるのが嬉しい。
ロブスターは肉厚で食べ応えがあります!
フィンガーボウルを用意してくれる気遣いも嬉しい。
こちらはデザートのクレームブリュレ。
目の前でカラメリゼしてくれました。
美味しいシーフードをお腹いっぱい食べたい方におすすめのお店です。
但し、ハイテーブル中心のコンパクトなお店なので、長時間の滞在や大人数には向かないかもしれません。
コスパ最高のステーキ"Flat Iron"
みんな大好き、ロンドンのステーキチェーンFlat Iron。
え?Flat Ironかよ?って思われるかもしれませんが、私は敢えてFlat Ironを推したい。
たった£13で美味しいステーキが食べられる、コスパ最高のお店。
過去にワーホリハンターで紹介した、ロンドンのおすすめステーキレストラン5選にも含まれているお店です。
£13でカップサラダとお通しのポップコーンがついてきます。
更に、お店によっては退店時に無料のアイスクリームのサービスがあることも!
物価の高いイギリスで、この内容は本当に嬉しい。
ロンドンのステーキって、アメリカンスタイルというか、カリカリにグリルしたものが多いんです。
私はあのこんがり焦げた風味があんまり好きじゃなくて……純粋に赤みの旨味だけをダイレクトに感じられる鉄板焼きのFlat Ironのステーキがなんやかんや好きで、何度もリピートしました。
他のお店に行っても、結局戻ってきてしまう、そんなお店。
尚、カリカリにグリルされたステーキを好む人にはあまり向かないレストランだと思います。
おすすめのサイドメニューは、写真左Creamed Spinach(ほうれん草のクリーム和え)と写真右Roast Aubergine(ナスのラザニアのような料理)。
どちらもこってりしているのでシェアするのがおすすめ。
ロンドンに8店舗を構えています。
お手軽価格なので、気軽に行けるのも嬉しい。
人気店なので、混雑することだけは覚悟して!
老舗お肉屋さんのサンデーロースト"The Quality Chop House"
数年前に創業150周年を迎えた老舗のお肉屋さんが営業しているレストランThe Quality Chop House。
おすすめはなんといってもサンデーロースト。
サンデーローストはイギリスの伝統的な日曜日の食事のこと。
お肉屋や野菜をローストしたシンプルかつ豪華な料理で、イギリスではパブでも家庭でも日曜日になると広く食べられています。
ここのビーフのサンデーロースト、私がこれまで食べた中で一番好きでした。
さすがはお肉屋さん直営のローストビーフ!といったところ。
お肉が光っていた。
前菜も、最後に出された小さなお菓子も、とってもおいしかったです。
食器類がかわいいのも嬉しい!
中心部からはちょっとだけ外れますが、わざわざ行く価値ありです!
予約もお忘れなく。
ロンドンの大人気三つ星レストラン"CORE by Clare Smyth"
ロンドンには2023年現在、5つのミシュラン三つ星レストラン(最高レベル)があります。
その中でも一際根強い人気を誇るのがこちら、CORE by Clare Smyth。
予約開始日に予約争奪戦に勝たないことには行けないレストランとして、名を馳せています。
入店から退店まで、ずっと素敵が続いてときめくのに大忙し!
そんな時間が過ごせます。
どのお料理も完璧に美しく、いちいち惚れ惚れしてしまいました。
一皿一皿がどれも繊細!
もちろん、見た目だけでなく味も一流。
一皿ごとに食べ終わるのが惜しくなるような美味しさです。
キッチンの様子を見ることも出来たのですが、その作業はまるで芸術作品の制作現場のようでした。
ピンセットでお料理を一つ一つ仕上げる職人の表情は、真剣そのもの。
そして、さすがは三つ星レストラン、接客も丁寧でとても気持ち良いです。
細やかな気遣いが嬉しかったです。
私が特に美味しいと思ったのがデザート。
デザートだけでも何皿か提供されるのですが、その中でも私が好きだったのはこのEnglish Strawberry。
メレンゲとレモンバーベナのさっぱりしたデザートです。
三つ星レストランにしては良心的な価格が嬉しい。
ロンドンでとびきりの感動食体験をしたいときは、ぜひ。
またいつか再訪したいレストランの一つ。
パフォーマンスも素晴らしい一つ星"The Five Fields"
最後にご紹介するのは、ロンドンのミシュラン一つ星レストランThe Five Fields。
コストパフォーマンス、味、サービス全て含めて、私はThe Five Fieldsがロンドンで一番好きかもしれない。
こちらのレストランは食材に特別こだわっていて、自身の農園を持っています。
農園で採れたこだわりの食材を使用したお料理は、一皿ごとに旬を感じられます。
そのため、コースのお値段は季節や日によって変動します。
大体、ディナーで£80〜120くらい。
特筆すべきは、接客パフォーマンスの美しさ。
接客がパフォーマンスなんです……!
これはもう、言葉で説明するのが難しいので、ぜひ実際に行って体験してもらいたい。
細部までの拘りに感動しました。
盛り付けも味付けも繊細。
万人受けの味付けの料理だけでなく、ところどころ挑戦的でアバンギャルドな味付けの料理が登場するのが非常に面白かったです。
お料理にはジビエも含まれていました。
これは蜂蜜味のソルベ。
とっても繊細なハニカム型のクッキーが添えられていました。
日本の食材を使ったものも多く、日本人の口に合うお店だと思います。
↑こちらは酒粕を使ったデザートでした。
古くから尊敬している日本にいる食通の友人が、ロンドンでわざわざチョイスしたお店がこちらだったということを聞いて、間違いないと確信しました。
現在は一つ星ですが、いつか二つ星になってもおかしくないと考えています。絶賛応援中。
私がまたいつか再訪したいレストランの一つ。
おわりに
美味しかったレストランをたった10箇所に絞るのは、非常に難しかったです。
それくらいロンドンにはおいしいお店がたくさん!
今回紹介出来なかったけれどお気に入りでおすすめしたい飲茶とハンバーガーのお店はこちらの別記事にまとめてあります。
ロンドンでのレストラン選びの参考になれば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました。
👇こちらの記事も合わせてどうぞ👇