少し前に一人旅したオスロに、あっという間にオスロに恋に落ちてしまった私。
あの時の感情を忘れないうちにブログに綴ります。
たくさんの写真と一緒にお楽しみください。
私は北欧が大好き。
北欧の水辺に漂う「すんっ」とした空気感が好き。
とはいえ、北欧全ての国に行ったことがあるかといえば、それはNO。
これまでにフィンランドとデンマークにしか行ったことがありません。
今回私が初めてのノルウェー旅行にオスロを選んだ理由は3つ。
- 百夜まではいかずとも、遅くまで明るい夜を体験してみたい
- オスロでムンクを鑑賞したい
- ノルウェーには湖がたくさんあって、オスロからもすぐに行けるらしい。これだ本当か検証したい。
どれもしっかりチェックしてきました。
飛行機の中からノルウェーの風景を目にした時点から、既に「好きかも」の予感が止まりませんでした。
たくさんの湖、その傍らに並ぶかわいい家々、それらを取り囲む針葉樹林の森。
飛行機を降りてもわくわくは止まりません。
オスロ空港自体がとってもクリーンでモダン、洒落てる。
期待が高まります。
空港から列車でオスロ市内へ。
駅を出てすぐ目に飛び込んできた風景にノックアウトされました。
「すんっ」とした水辺の風景。
オスロが大好きになると確信しました。
中央駅周辺にはモダンな建築がいっぱい。
モダンでクリーンな雰囲気が大好きな私にはたまりません。
アムステルダムで十分モダンな建築を見慣れているはずなのに、オスロの建築にも圧倒されました。
Friskeriet Youngstorget
お昼ご飯に選んだのはこちらのお店。
お魚屋さんに併設されたシーフードレストランです。
有村架純さんもご来店されたとのことで有名なお店なため、知っている人が多いかも。
暖かく天気の良い日だったので、テラス席は満席でした。
前菜に牡蠣を。
初夏は全く旬ではないけれど、大好きなので食べられるチャンスを逃す訳にはいきません。
メインにはノルウェー名物の一つ、Kremet fiskesuppe(クリーミーフィッシュスープ)を。
名前の通り、そのまんま、シンプルでクリーミーなシーフードのスープです。
Baker Nordby
街をぶらぶらしながらお目当てのカフェへ。
Baker NORDBY。
オスロ在住の知人からここのシナモンロールがおいしいとおすすめしてもらったので、シナモンロールをテイクアウトしました。
お店を出て一口頬張ってびっくり。
ふわふわで、でもみっちりつまった濃厚な生地と、程よい甘さのふんわり香るシナモンがパーフェクト。
またオスロに行ったら絶対にここのシナモンロールを食べたい。
Paradis
こちらもオスロ在住の知人から教えてもらったアイスクリームショップ。
晴れていて比較的暖かい日だったので、お店の前にはアイスクリームを求める人々で行列が。
私はピスタチオをチョイス。
ピスタチオのつぶつぶが入っていて、濃厚な味わい!
ローマで食べたのと似た味がして、とってもおいしかったです。
かわいい店内にも注目。
Munchmuseum
この旅の目的の一つである、ムンク美術館。
2021年10月にリニューアルオープンしたばかりの新しい美術館です。
スペインの建築家フアン・ヘレロス設計によるモダンな建物はオスロにぴったり。
展示内容はもちろん、建物にも注目したくなるような美しさ。
上階はオスロの街を見渡せる展望室のようになっていて、ウォーターフロントのモダンな建築を独り占めに鑑賞することが出来ます。
それにしても本当に建築がかっこいい……!
肝心なムンク美術館の展示内容ですが、言わずもがな、素晴らしかったです。
一人の芸術家をフォーカスした美術館としては、ムンク美術館は世界最大級なのだそう。
各セクションごとに、その作品を一番楽しめる方法で展示してあるように感じました。
その中にはムンク自身の人生を追う展示も。
有名な「叫び」はこの美術館には3つ収容されています。
1時間ごとに見られる「叫び」がランダムに変わる仕組みになっていました。
これは完全にランダムなため、3時間滞在しても3種類全て見られるとは限らないシステム。
私はこの美術館に3時間以上滞在していましたが、2種類しか鑑賞できませんでした。
観られなかった残りの1種類を観るためにも、ぜひともまた行きたい。
絵画鑑賞のあとはウォーターフロント沿いにおさんぽ。
午後6時半くらいでしたが、まだまだ日が高い。
海の色がネイビーなのも、北欧が好きな理由の一つ。
Entrecote by Trancher
海沿いのステーキハウスでのんびりディナー。
メニューはステーキとサイドのみという、本気のステーキレストランでした。
お肉の焼き具合が私の好みぴったりで、おいしくぺろりといただきました。
ムンクの叫びの舞台となった場所「Ekebergskrenten」
オスロには叫びの舞台となった場所があると聞いていたので、夕刻を狙ってその場所を訪れることに。
市街地からバスで15分ほど。歩いても行けるけれど、相当時間がかかるようだったのでバスを選びました。
バスに乗るのにとっても苦戦しました……事前に購入しなくてはならない交通カードを売っているお店がなかなかなくて……
これがムンクの叫びの舞台。
いい具合に2人、写真に入ってくれました。
実際の作品と比べてみてくださいね。
これで23時。
白夜までとはいいませんが、遅くまで明るいノルウェーの夏を体験できて大満足。
とはいえ、オランダも22時くらいまで明るいので、そこまで大きな差は感じなかったというのが本音。
さて、オスロ2日目です。
市街地からすぐ行けちゃうという噂の湖へ出かけます。
Sognsvann
オスロの市街地からメトロに乗ってたった20分。
モダンな市街地とは打って変わって、大自然を目の当たりにします。
メトロ一本でこんなに素晴らしい湖にたどり着けるとは!
噂は本当でした。
ビーチエリアでは人々が思い思いの時間を過ごしていました。
いつまでも眺めていたくなるような美しさ。
こんな身近に美しい湖があるオスロの人々がうらやましくなってしまいました。
Fuglen
オスロに来たらずっと行ってみたかったFuglen本店。
日本にも進出しているコーヒー屋さんです。
お世話になった知人が昔この店舗で働いていたということもあり、ずっと気になっていました。
丁寧に淹れられたカプチーノを片手に、テラス席でほっと一息。
ランチとしていただいたサンドイッチがシンプルなのにとってもおいしくてびっくり。
オスロの街を泳いでいた鯉のぼり。
最後にちょこっと寄ったカフェも北欧らしいシンプルながらもポップな色合いがとってもかわいくて、最後までオスロを堪能できました。
オスロの街は大きいのに、人も車もとても少なくびっくりしてしまいました。
静かなところを好む私にはぴったり。
それでいて建築物は個性が強くてとってもモダンで、私の目には非常に魅力的に写りました。
オスロが大好きになったので、今度は違う季節にも来てみたいし、ノルウェーの違う街も訪れてみたいです。