先日、初めてScoot(スクート)が運行する飛行機を利用しました。
スクートはシンガポール航空傘下のLCCで、シンガポール・チャンギ空港を中心に様々な路線を展開しています。
今回私が利用したのは、成田空港⇔メルボルンの往復便。(成田空港⇔チャンギ空港経由⇔メルボルン・タラマリン空港)
この記事では実際にスクートに乗ってみた感想を綴ります。
機内の様子は?
普通のスタンダードシートを利用しましたが、噂に聞いていた通り座席はLCCにしては広め!
一般的な航空会社の座席の大きさと変わらないと感じました。
ちょっと気になったのは、設備の古さと清掃の甘さ。
合計4便乗りましたが、どの便もテーブルや床が汚かったり、色んなラベルが剥がれていたりして、清潔感はあまりありませんでした。
LCCだから仕方ないといえば仕方ない……
乗り換えは?
チャンギ空港での乗り換えはスムーズでした。
チャンギ空港は大きなハブ空港ということもあり、スクートであっても乗り継ぎの心配はあまりないと感じました。
行きはレイオーバーが12時間ほどあったので、一度空港の外に出て観光をしました。
食べ物を持ち込めない?!
スクートのオフィシャルウェブサイトで航空券を予約すると、ひたすら食べ物が持ち込めないから有料の機内食を予約するように勧められます。
確かに食べ物の持ち込みは不可です。
しかし、水の持ち込みは可能なので、水筒を用意しておくことをおすすめします。
チャンギ空港では、乗り換えのセキュリティーゲートを超えたあとに給水機が用意されているので、機内へも飲み水の持ち込みが可能となっています。
機内食や飲み物のサービスがない分、フライト中に誰かに起こされるシーンがなかったのはとても快適でした!
機内では行きも帰りもぐっすり眠ることが出来ました。
キャンセルや変更が多い?
これは運に寄ると思いますが、私は搭乗の3ヵ月前に便を予約し、その後二度のフライト変更がありました。
しかも、二度目のフライト変更の連絡が来たのは、出発日の3週間前。
その上、昼過ぎの便から翌日早朝便への変更だったので、成田に前日入りしなくてはならなくなってしまいました。
しかし、この旅程だと到着が遅すぎて用事に間に合わないため、同じ早朝便で一日早い便に変更せざるを得なくなってしまいました。
そこで、カスタマーサービス(公式ウェブサイトのチャット)に問い合わせをし、フライトを変更してもらうことに。
カスタマーサービスは?
公式ウェブサイトのチャットは英語のみの対応。
対応してくれた人がたまたまよくなかったのだと思いますが、とにかく適当!
一日早い便にして欲しいとお願いしたところ、逆に一日遅い便に変更されそうになりました。
「それは遅い便です。一日早い便に変更してもらいたいのですが……」と伝えたところ、元の変更後のフライトに変更されそうになり、「いやいや、そのオリジナルフライトの都合が悪いから変えて欲しいと言ったのですが……」と、とにかく話が通じない!
便名や日付など、全て具体的な情報を打った上でこの対応です。
また、恐らくシングリッシュの文法が独特だからか、このフライト"から"変更するのか、このフライト"へ"変更するかが曖昧で、かなりトリッキーなやりとりになりました。
これにはかなりの労力を使いました。
でも、まぁ、LCCだから仕方ない……。
オンラインチェックインが使えない?
私の便がたまたまだったかもしれませんが、成田発の便ではオンラインチェックインが使えず、カウンターでの係員によるチェックイン手続きが必要でした。
その際、機内持ち込みの荷物の大きさもチェックを受け、専用のラベルを受け取りました。
メルボルン発の便にはオンラインチェックインが使えましたが、オンラインチェックインを利用し、且つ預け荷物がない人は、搭乗口カウンターで呼び出されて発券処理をしてもらわなくてはなりませんでした。
まとめ
今回のスクート利用は、たまたま結構トラブルが多くてあまり満足のいくものではありませんでした。
結果的にはなんとかなりましたが、3週間前のフライトの大きな変更は正直かなりきつかったです。
料金が安い分、ある程度のリスクは背負わないといけないですね。
旅程の前後に余裕がある場合は、安いのでまた利用するかもしれません。