(最終更新日:2023年7月17日)
日本にいた頃からアフタヌーンティーが大好きな私。
アムステルダムに引っ越したので、ここでもアフタヌーンティー巡りをするのをとても楽しみにしていました。
行ってみたいアフタヌーンティーをピックアップし、この度ついに気になるお店を全て制覇することができたので、実績としてブログに綴ります。
この記事が少しでもみなさんのオランダでのアフタヌーンティー探しの参考になれば幸いです。
- オランダのアフタヌーンティーの特徴
- Grand Cafe Krasnapolsky
- Peacock Alley
- Het Kleinste Huis
- The Duchess
- InterContinental Amstel Hotel
- Hotel Okura Amsterdam
- Sofitel Legend The Grand
- Cafe Americain
- Grand Cafe Restaurant 1e Klas
- De Bakkerswinkel Oud-Zuid
- 終わりに
オランダのアフタヌーンティーの特徴
19世紀にイギリスの貴族の間で始まったと言われるアフタヌーンティー。
もともとはソワレ(夜公演)の観劇中にお腹が減らないよう、劇場に向かう前にボリュームのあるティータイムを過ごして腹ごしらえをするための習慣でした。
紅茶と一緒に、三段のお皿に盛られたサンドイッチ、スコーン、ケーキを楽しむのが基本。
最近では前菜がついてきたり、紅茶と共にシャンパンがサーブされたりと、様々な形でアフタヌーンティーが楽しまれています。
アムステルダムのアフタヌーンティーには必ずと言っていいほど凝った前菜が登場します。
スープがついてきたりセイボリーも多めだったりするため、"アフタヌーンティー"ではなく"ハイティー"(元々は夕食と共ににお茶を楽しむというコンセプトのもの)という名前で提供している会場も多いです。
アフタヌーンティーは、三段のお皿の下、真ん中、上の順に食べ進め、スコーンは横半分に割って食べ、更にケーキは味の薄いものから順に食べるのがマナーなどと言われていますが、昨今ではマナーはさほど気にしなくて大丈夫!
かしこまったように見えるホテル等の会場が多いですが、肩肘張らずにカジュアルに楽しんでOKです!
ただ、ドレスコードだけは少しだけ気をつけた方がいいかもしれません。
とはいえ、スマートカジュアルを指定する会場がほとんどですので、ジーパンTシャツスニーカー以下でない限りは、そこまでしっかりとドレスアップする必要はないでしょう。
アムステルダムのアフタヌーンティーの特徴は、なんといっても紅茶が食べ物とペアリングされて提供されること。
自身で紅茶の種類を選べる会場もありますが、ほとんどのアフタヌーンティー会場ではお菓子と一緒に紅茶もセレクトされて提供されます。
普段自分では選ばないお茶を飲む機会にもなってとても楽しい反面、苦手なお茶がある場合は前もって伝えた方が良いかもしれません。
紅茶はおかわりが出来ます。
また、アムステルダムは平日のアフタヌーンティーを営業している会場が多くありません。
時間も限られている会場が多いため、予約時に営業日と時間をしっかり確認することをおすすめします。
さて、ここからは私のアムステルダムのアフタヌーンティー実績を紹介します。
Grand Cafe Krasnapolsky
ダム広場横にある5つ星ホテルKrasnapolsky内にあるGramd Cafeのアフタヌーンティー。
私がアムステルダムで初めて行ったアフタヌーンティーはここでした。
価格は€42~。
期間限定メニューやシャンパン付きだと価格が上がります。
アフタヌーンティーメニューは毎日提供していますが、時間帯が夕方に差し掛かると予約できないみたいなので注意。
ランチがてら利用するのがよさそう。
セイボリー、ペイストリー、ケーキに合わせてサーブされるお茶はどれも上品でとってもおいしく、全部おかわりしてしまいました。
アフタヌーンティーは基本的に量が多く、お腹いっぱいになりすぎてしまうこともありますが、Krasnaporskyのアフタヌーンティーはちょうどいい量。
セイボリーからケーキまで、おいしくいただきました。
メニューは季節によって変わります。
ブランドとコラボした期間限定メニューもあるので、ウェブサイトをチェックしてみてください。
Peacock Alley
5つ星ホテルWaldorf Astoria Amsterdam内のラウンジ、Peacock Alley。
アフタヌーンティーは水~日曜日の15:00~のみで予約を受け付けています。
€65と、アムステルダムのアフタヌーンティーでは高めの価格設定。
Peacock Alleyのアフタヌーンティーは季節によってガラリとメニューが変わるので、何度でも行きたくなる楽しさがあります。
ロックダウン中はアフタヌーンティーのテイクアウトもやっていたので、おうちアフタヌーンティーを楽しみました。
ケーキがどれもおいしく、あっという間にぺろりと平らげてしまいました。
プレゼンテーションもとってもかわいく、量も多すぎずちょうどよかったです。
オランダのスコーンは背が低く固めのものが多いのですが、こちらのスコーンはその中でもイギリスのものに近めかな?と思いました。
お茶はフードに合わせて2種類サーブされました。おかわりもOK。
メニューが変わったころにまた行きたいなと思います。
Het Kleinste Huis
アムステルダムのカウンシルの記録で"アムステルダムで一番小さな家"とされているお家にはお茶屋さんがあります。
2階にはティールームが備わっており、Masterclass High Teaという名前で €24.95にてアフタヌーンティーを楽しむことが出来ます。
Masterclass High Teaという名前の通り、形式上はマスタークラスになっており、オーナーさんが"アムステルダムで一番小さなお家"の歴史や構造を説明してくださいます。
とてもやさしく気さくなオーナーさんで、説明内容もとても興味深いものでした。
ちょっとしたお勉強の後は、お茶とお菓子でアフタヌーンティータイムです。
お茶は一階のお茶屋さんで実際に販売されているものを、セルフサービスで淹れます。
気に入ったお茶があればそのままお店で購入することも可能。
私はこちらのミルクウーロンがとても気に入り、帰りに購入しました。
これまでに飲んだどのミルクウーロンより香りが立っていて、うっとり……♡
おすすめです。
お菓子もお茶もたっぷり楽しめるので、€34.95はかなりお値打ち。
お茶屋さんにはアムステルダムやオランダといった名前が付いたお茶も多種あるので、お土産にもよさそうです。
予約はメールか電話のみ。
オランダ語だけでなく英語でも大丈夫です。
The Duchess
アムステルダムのアフタヌーンティーといえば、ここThe Duchessが一番有名なのではないでしょうか。
内装も食器もゴージャスで、特別感のあるアフタヌーンティーを楽しめます。
アフタヌーンティーは土日のみで、€79から。
The Duchessではマリアージュフレールの茶葉を使っており、お菓子に合わせてサーブされます。
メニューは季節によって変わるので、何度行っても楽しめそう。
この時は、ゆずのわたあめがとってもおいしかったです。
InterContinental Amstel Hotel
Amstel Hotelのアフタヌーンティーは€55で土日のみ。
前菜もしっかりサーブされ、ハイティーに近い印象。
運河沿いのガラス張りのティールームは太陽の光がいっぱいに降り注ぎます。
晴れた日に行くのがぴったりかもしれません。
ふわふわしっとりコーンブレッドのサンドイッチがお気に入り。
紅茶はフードとペアリングされたDAMMANN FRERESの茶葉がしっかり目の抽出でサーブされました。
写真のパリブレストはレモンの隠し味が効いており、やみつきになるおいしさ。
さっぱりとしたルバーブのケーキも好きでした。
アフタヌーンティーはやっぱり三段のスタンドで提供されるとテンションがあがりますね!
Hotel Okura Amsterdam
日本でもおなじみのホテルオークラはアムステルダムにも存在します。
Hotel Okura Amsterdamのアフタヌーンティーは€55で土日のみ。
前菜から3皿しっかり出てくるハイティー寄りのアフタヌーンティーです。
タルタルステーキがとってもおいしかった・・・!
日本のホテルということもあり、ゆずや抹茶が使われているジャパニーズフィーチャーなお菓子がサーブされました。
さすがはホテルオークラ、プレゼンテーションも素晴らしいです。
お茶が全て湯呑みでサーブされるのも日本を感じられる素敵なポイント。
鉄器の急須も使われていました。
日本人の口に合うほっとする味の数々。
また行きたくなるような間違いない美味しさでした。
Sofitel Legend The Grand
フランス系のホテルSofitel Legend The Grand内にあるラウンジLibrary 'Or'のアフタヌーンティー。
価格は€49~、毎日15:00 - 17:00しか予約を受け付けていません。
スパークリングティーで乾杯。
オランダはノンアルコールのオプションもきちんと揃えているお店が多い印象。
木のトレイのアフタヌーンティースタンドがとってもおしゃれ。
セイボリーもスイーツもフレンチテイスト。
スタンダードなアフタヌーンティーとは一味違います。
量が多いけれど、どれも美味しくぺろりと食べてしまいました。
ハムチーズスコーンとココナッツ&パッションフルーツのケーキがお気に入り。
www.sofitel-legend-thegrand.com
Cafe Americain
建物が文化財に指定されているCafe Americain。
内装がクラシカルでとっても素敵なこちらのカフェでは、High Teaを €41.50で楽しめます。
予約を受け付けているのは12:00 - 15:00です。
ハイティーということで、3段のスタンドとは別にエルテンスープとアランチーニもサーブされ、お腹いっぱいに。
ランチ代わりに利用するのがおすすめ。
紅茶はDAMMANN FRERESを自分で淹れるスタイルで、飲み放題。
カジュアルなお店なので、肩肘張らずに楽しめるのもいい。
Grand Cafe Restaurant 1e Klas
アムステルダム中央駅の2階にあるカフェ・レストラン1e KlasではHigh Tea を€34.50で楽しむことが出来ます。
こちらのお店も内装がクラシカルでとても素敵。
予約は24時間前までに前払いを完了させるとのこと。
こちらのスタンド以外にスープがサーブされました。
ハイティーということですが、アフタヌーンティー寄りだと感じました。
お茶はセルフサービス形式。
ルイボス、ウーロン、カモミールから選ぶことが出来ました。
看板鳥のElvisくんがとってもかわいい。
中央駅内のお店なのでアクセスしやすさが抜群です。
De Bakkerswinkel Oud-Zuid
ミュージアム広場から徒歩5分ほどの場所にある、かわいらしいカフェ。
イギリスの田舎にあるティールームを彷彿させるメニューとインテリアは、カジュアルにくつろぐのにぴったりで、思わず通いたくなってしまいます。
私がアムステルダムで訪れたアフタヌーンティーの中で、一番イギリスのものに近かったのがここのアフタヌーンティー。
スコーンにつけるジャムの種類も豊富で、お茶もおかわり可能です。
メニューは3種類ありますが、一番安くて量の少ない€23.95でもお腹いっぱいになれます。
食べきれなかった分はお持ち帰りも可能。
予約は電話でのみ受け付けています。
ウォークインであれば、アフタヌーンティー以外での利用も可能です。
終わりに
アムステルダムでは今の所、全部で10箇所のアフタヌーンティーに行くことが出来ました。
他にも気になるアフタヌーンティー会場を見つけたらまた行ってみたいです。
コロナでアフタヌーンティーをやめてしまったホテルもあるので、再開して欲しいところ……!
みなさんのアムステルダムでのおすすめアフタヌーンティーがありましたら、ぜひ教えてください。