
スペインの南部アンダルシア地方の都市、グラナダ。
世界遺産のアルハンブラ宮殿があることで有名なグラナダは、シエラネバダ山脈の麓に位置するため、高い山々に囲まれた自然豊かな地形を誇ります。
また、タパス文化発祥の地とも言われており、豊かな食文化も楽しめる都市です。
ずっと行きたかったグラナダについに行くことが出来たので、写真と共に旅行記を綴ります。

今回、グラナダへはマラガから高速バスで向かいました。
バスを降りるとすぐに雪を被った山々が目に入り、それはもうびっくり!
私は世界一フラットな埋立地王国に住んでいるので、こんなに高い山が身近にあるのはとても新鮮です。
山が目に入る度にいちいち感動してしまいました。
ホテルに荷物を置き、街の散策へ出かけました。
街を歩いていると、Piononoというお菓子の広告を何度も見かけます。
調べてみると、どうやらピオノノはグラナダの名物なのだとか。
早速カフェに入って試してみることにしました。

ピオノノという名前は教皇ピオ9世から取ったそうで、その形は教皇の帽子を模しているのだとか。
洋酒が香るシロップがたっぷり染み込んだスポンジに、キャラメリゼされたクリームが乗っていて、なんともかわいらしい見た目です。
カラメル部分のパリッとした食感のあと、スポンジに染み込んだシロップがじゅわっと口の中に広がります。
食感こそ全く違いますが、味はクレームブリュレに似ているかも。
小さなお菓子なので、コーヒーブレイクのお供にぴったりでした。

12月から3月頃のアンダルシア地方は、街中がオレンジだらけ!
街中にオレンジとオレンジの花の香りが漂っており、爽やかなその香りが鼻をくすぐる度についつい余韻に浸ってしまいます。
私はこの時期のアンダルシアが大好きです。

グラナダには絶景を臨めるMirador de San Nicolásという有名な展望台があります。
展望台に向かって徒歩で移動したのですが、歴史を感じる古く細い道は所狭しと観光客でいっぱいです。
観光客で混雑した道を車が無理やり通行しようとする様子はまるで祇園や八坂あたりの京都のようで、歴史を誇る観光都市の共通点になんだかわくわくしてしまいました。

展望台まではなかなかきつい坂が続いて息が上がりましたが、見てください!この絶景です!
これを目の当たりにしたら、疲れなんて忘れてしまいました。
雪に覆われた山脈をバックに構えたアルハンブラ宮殿。
これまでに旅行先でいくつもの「絶景」と呼ばれる景色を見てきましたが、グラナダの絶景は人生でもトップクラスの美しさでした。
しかしこの展望台、さすがは絶景なだけありとにかく人が多いので、ゆっくり景色を楽しむ、という訳にはいきませんでした(笑)。

展望台を後にし、ゆっくりとグラナダの街の中心部まで徒歩で移動します。
途中、カルデレリア・ヌエバ通りにも立ち寄りました。
アラブ通りとも呼ばれるそうで、その昔イスラム王朝が栄えた時代の文化が強く残っています。
ティールームやお土産屋さんが立ち並ぶ、異国情緒に溢れた通りです。

のんびりと散策していたら、すっかり夕方です。
夕日があたってほんのりオレンジに色づいた雪山がとても美しい……!

晩は飯はグラナダの人気バル、Bar Ávila Tapasにて。
ここのバル、観光客にもローカルの人達にもとにかく大人気なので、開店時間の少し前から並んでおくことをおすすめします。
前述の通り、グラナダはタパス文化発祥の地。
飲み物を注文すると一品タパスが無料で付いてきます。
この日は、写真右のグリルチキンのピンチョスとオリーブが無料でついてきました。
こんなにたっぷり!驚きです。
コーヒーを注文するとトーストと卵がついてくる名古屋のモーニングを思わず思い出してしまいました。(私は名古屋出身です。笑)
店員さんには英語があまり通じませんでしたが(アンダルシアあるある)、とにかくとっても親切で、活気があるスペインらしいバルでとても気に入りました。
注文した料理が全部おいしかったので、ぜひとも再訪したいバルです。
アンダルシア名物のトマトの冷製スープ、サルモレホは絶対に注文して欲しい一品。

スペインの朝ごはんの定番と言えば、チュロス。
ローカルで評判のチュレリアを見つけたので、行ってみました。
サクサクかつふわふわのポラスを、濃厚なチョコラテに浸していただく・・・スペインに来たら朝はやっぱりこれです!
アンダルシアでは、カリカリのチュロスよりふわふわタイプのポラスが主流。
私はこちらの方がより好きかもしれません。
実は、数年前に一度グラナダに行こうと計画したことがあったのですが、気付けば1ヵ月前にはアルハンブラ宮殿のチケットが完売していること気付き、泣く泣く諦めた経験があります。(代わりにコルドバに行きました。)
グラナダに行くなら、アルハンブラ宮殿は絶対に外せません!
大人気の観光スポットなので、チケットは年中かなり早い段階で売り切れてしまいます。
グラナダ旅行を計画したら、その時点ですぐにアルハンブラ宮殿の入場チケットを確保することを強くおすすめします。
ちなみに私は今回、入園予定の2ヶ月前にチケットを予約しました。

人気フォトスポットのアラヤネスの中庭
アルハンブラ宮殿は、スペインのイスラム王朝最後の拠点となった要塞を兼ねた宮殿です。
東京ドーム約3個分の巨大な宮殿で、一つの街として機能するほどの大きさを誇ります。
とにかく広くて迷子になってしまうほどなので、アルハンブラ宮殿の観光にはしっかりと時間を割くことをおすすめします。

柱、アーチ、天井、どこを取っても繊細かつ豪華な装飾でいっぱいで、イスラム建築の最高峰と言われるのも納得のゴージャス感。
念願のアルハンブラ宮殿を隅々までゆっくり散策できたので、大満足です。
アルハンブラ宮殿のお庭でも、たくさんのオレンジを発見しました。

ホテルに戻り、荷物をピックアップし、タクシーで空港へ。
グラナダは一泊二日にちょうどいい、コンパクトかつ見どころの多い街でした。
またいつか、できればオレンジの季節に訪れたいです。



