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【YMS】年金は止めるべき?【イギリスワーホリ】

ワーホリとは切っても切れないお金の話。

特に年金や保険関係は将来にも関わってくるため、悩ましいトピックです。

一口に年金と言っても日本の年金イギリスの年金両方「どうすればいいの〜!?」と気になるかと思います。

こちらの記事ではその両方についてまとめます。

 

 

結局年金の支払いは止めるべき?

結論から言います。

全ては自分の希望次第です。 

日本の年金についても、イギリスの年金についても、自分が将来どうしたいか・どうするかによって選択が変わってきます。

詳しく説明していきます。

 

日本の年金について

将来受け取る年金を減らしたくない場合、住民票を日本に残すor年金に任意加入し、そのまま年金を払い続けるのがベストでしょう。

しかし、YMSの2年間は年金を止めておきたいという場合は、役所にて手続きが可能です。

住民票を抜く場合は、年金に任意加入しない限り必然的に年金も保険の支払いもストップすることになりますが、住民票を日本に残す場合でも、年金だけを止めることが可能です。

私は現在住民票が日本にある状態で年金だけ止める手段を取っています。 

 

イギリスの年金について

イギリスには大まかに2つの年金があります。

一つは国から支払われる国民年金のような制度で、もう一つは勤務先を通して加入することを義務付けられている企業年金のような制度です。

前者は10年以上支払わないと受け取ることが出来ないため、長くイギリスに滞在することを想定していないワーホリメーカーには関係がありません。

しかし、後者はイギリスでフルタイム契約で働く限り必ず加入することになるので、ほとんどのワーホリメーカーに関係があります。

 

この制度、ざっくりわかりやすく言うと勤務先が協力してくれる個人年金のようなものです。

お給料の一部から引かれた金額+企業が負担してくれる金額が年金口座に貯まっていくシステム。

年金機関から利子のような少額の上乗せ金も発生します。

 

  • 例:個人負担率4%、企業負担率4%、年金機関補助額2%

月のお給料が1000ポンドだとします。

年金の負担額が4%なので、40ポンドが毎月天引きされます。

企業側の負担率も4%なので、企業もあなたのために40ポンドを年金口座に振り込んでくれます。

年金機関も2%、20ポンドを上乗せしてくれます。

つまり、毎月40ポンド払うだけで、毎月合計100ポンドが年金口座に貯まることになります。

 

それぞれのパーセンテージは、勤務先や企業が提携している年金機関によって異なるため、自身での確認が必要です。

個人・企業負担率に関しては4〜6%のところが多いようです。

 

転職した先が元勤務先と違う年金機関と提携していた場合、2つの年金口座を管理しなくてはなりません。

近年ではバラバラの年金口座を一括で管理するアプリなども人気です。

 

これだけ聞くとなんて素晴らしい制度なんだ!と思うかもしれませんが、この年金、定年するまで受け取ることが出来ません。

また、受け取りにはイギリスに銀行口座が必要です。

さらには、年金口座に入っているお金を維持するための維持費もかかります

約30年後この年金制度のことをきちんと覚えていて、イギリスに口座がある場合は、嬉しい収入です。

これを受け取りたい場合は年金をキープしておくことをおすすめします。

 

しかし、イギリスに口座を確保しておくことが難しく、30年後のことなんてわからないし、維持費が引かれるのもばかばかしい……それより毎月の天引きをストップして今の収入を増やすことを第一に考えたいという人も多いかと思います。

その場合はこの年金制度から退会する手続きをしなくてはなりません。

イギリスの年金を抜けるには?

この年金制度、加入が必須のため最初から入らないという選択をすることは出来ません。

初月に天引きされた年金は、年金機関が定める締め切り日までに退会の手続きを行えば払い戻しされます

退会の方法は年金機関によって異なるため、勤務先に詳細を確認しましょう。

企業を通してではなく、自身で退会手続きが必要な機関もあります。

また、自身で退会手続きをしたことを勤務先に伝えたにも関わらず、勤務先が退会のことをしっかり把握していなかったがために二重で年金口座を作られてしまったケースなどもあるようです。

年金スキームの退会について、勤務先にしっかり確認しておいた方がよさそうです。

私の場合は?

途中で年金スキームをオプトアウトしました。

締切日をガッツリ過ぎていたので、支払った分は戻ってきませんでした。

私の勤務先の年金スキームは自身で退会手続きを行うタイプのものでした。

年金加入後に自宅に関係書類が届いていたため、それに従ってオンラインでオプトアウトしました。

後日オプトアウトしたことを勤務先に報告し、その月からお給料の天引きがなくなりました。(やったー)

 

なぜオプトアウトしたかというと、月々の収入を増やしたかったのと、イギリスに銀行口座を維持出来ない可能性が高いと思ったからです。

今使っている銀行(オンラインバンク)が30年後もあるかどうかわからないと思ったのが大きいかな……イギリスに永住する可能性は極めて低いし。

もし約30年後までその銀行が残っていれば半年分の年金が受け取れるので、嬉しい臨時収入になりそう。ちゃんと覚えておこう……!

 

イギリスの手続き関係色々の記事も参考にどうぞ!