ワーホリハンターなう

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オランダ市民化テストへの道①Participation Statement

オランダで住所登録をしてから早半年が経ちました。

オランダでパートナービザを取得した人の場合、3年以内にオランダの市民化テストに合格しなくてはなりません。

先日、この市民化テストの参加表明こと"Participation Statement"を完了しました。

備忘録がてら、このParticipation Statementがどのようなものだったか記しておこうと思います。

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Participation Statementとは、2017年10月から始まった市民化テストプログラムに参加する表明のこと。

オランダ語ではParticipatieverklaringと言います。

オリエンテーションのようなものを受講し、「私は市民化テストプログラムに参加します」といった内容の証書にサインをすることにより、正式に市民化テストプログラムに参加することを認められます。

これは、パートナービザの場合、住民登録をした日から1年以内に受講しなくてはなりません。

このParticipation Statementを完了すると、inburgeringと呼ばれる市民化テストを受験する資格が与えられます。

 

私の場合、市民登録をしてからしばらく経ったある日、「一年以内にParticipation Statementを完了してください」という旨のレターを受け取りました。

Oarticipation Statementのオリエンテーションを受けるには、まず€150を指定の口座に振り込むよう書いてあったため、レターの指示に従いレファレンスを入力して送金。

地域によって異なるようですが、私の自治体の場合、オンラインと対面の好きな方を選べるようになっており、言語も英語とオランダ語を選ぶことが出来ました。

対面式の場合は、送金後にレターにてオリエンテーションの日程が送られて来るとのことでした。

私はオンライン・英語で受講したかったため、レターに書いてあった指示に従ってオンラインで英語で受講したいという旨のメールを送信。

それから2週間ほど経過してから、受講についての説明の電話がかかってきました。

 

オンラインでのParticipation Statementは、事前に課題が与えられ、それを期日までに終えて提出し、オリエンテーションを受講する、という流れでした。

受講後は証書に直筆でサインするため、指定の施設に赴かなくてはならないとのこと。

サインだけはオンラインで出来なくて申し訳ない、絶対に直筆でのサインが必要、と説明されました。(オランダにしてはアナログしか受け付けないなんて珍しい……!)

オリエンテーションの日程やサインをしに施設に行く日時は完全にランダムに決められ、しかも平日だったので、仕事をしている人は融通が効かないのでは……?

私は仕事が始まる前に全課程を終えることが出来ましたが、仕事をしていたらかなりきつかったのではないかと思います。

 

 

Participation Statementの具体的な内容は、オランダがどういう国であるかを知る、といった感じ。

国の成り立ち、政治の仕組み、ロイヤルファミリーのことなど、オランダがどういう国であるかを大まかに学びます。

事前に与えられた課題は、予想以上にボリュームがあって驚きました。

長いビデオがいくつもあったし、それらをしっかり観ないと問題に答えられないし、長文で答えないといけない問題もあったりして、想像以上に大変。

ただ、内容は日本人にとっては理解しやすいはずです。

というのも、オランダの政治の仕組みと日本の政治の仕組みはほとんど同じ。

その上、両国とも皇族がいます。

 

翌日のオンラインオリエンテーションでは、課題で観たビデオの内容について一人一人意見を求められたり、課題に書いた自分の考えについて深く追求されたりしたので、思いの外ヒヤヒヤしました。笑

受講者はみんな国籍がバラバラで、オランダに引っ越してきた理由も様々で、興味深かったです。

 

オリエンテーションの翌日にサインをしに指定の場所に向かったのですが、そこで前日オンライン上で会った人々とご対面。

なんだかモダンで不思議な体験でした。

サイン自体はものの5分で終わり、せっかく片道30分かけて来たのに滞在5分かい〜!となりましたが、無事に終わったのでよしとします。笑

 

それから1ヶ月半後、Participation Statement完了のレターが届き、DUOのウェブページのParticipation Statement(オランダ語だとParticipatieverklaring)の項目が「obtainしなくていいです」という表示に変わりました。

サインから結構な時間を要しましたが、最終的にきちんと受け付けられていたのでホッとしました。

 

さて、これが私の市民化試験へ向けた第一歩でした!

次に市民化テストについてのブログを書けるのはいつになるでしょうか……?

市民化テスト、出来るだけ早めに片付けたいです(笑)。

 

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