こんにちは、ワーホリハンターNaoです。
私は「Welsh Cake(ウェルシュケーキ)」が大好き。
このお菓子に出会えただけでも、イギリスに来てよかったと思えるほど。
この記事では、私が愛して止まないこのお菓子についてひたすら語ります。
ウェルシュケーキを知らない人は、「ウェルシュケーキとは一体なんぞや?」という感じですよね。
あまり耳馴染みもないかと思います。
こちらが実物です。
スコーンを平たくしたような、クッキーを柔らかく分厚くしたような、手のひらサイズのお菓子。
しっとりと重めの生地で、レーズンが混ぜられているものがスタンダード。
素朴な甘さの焼き菓子で、紅茶のお供にぴったりです。
イギリスらしく、ミルクティーに合わせるのがおすすめ。
しっかり重みがあるので、おやつとしてだけでなく軽食にも適しています。
片手でパクッと食べられる手軽さも嬉しい。
ウェルシュケーキは、名前の通りイギリスの西南部ウェールズ地方で生まれました。
ウェールズの伝統的なお菓子ですが、現在ではウェールズのみならずイギリスならどこでも見かけます。
スーパーのパンコーナーかペイストリーコーナーに並んでいることが多いです。
スーパーのプライベートブランドのものもありますが、私が一番好きなのはこのTan Y Castellというメーカーのウェルシュケーキ。
ウェールズらしくパッケージの赤いドラゴンが目印で、6個入りで1.15〜1.20ポンド(約160円)くらいで売られています。お手頃価格。
コロナ前は本当にどこでも手に入ったのですが、コロナ後は少し手に入りづらくなってしまい、私の近所のスーパーは残念ながら全滅です……。
ベイクストーン https://www.amazon.co.uk/
ウェルシュケーキは、ベイクストーンあるいはグリドルと呼ばれる平たい鉄板で焼いて作られます。
ウェールズ語でウェルシュケーキは「picau ar y maen(ピカーラマイン)」と言い、これはcake on the stoneという意味。
名前通りのお菓子ですね!
ちなみにウェールズ語で"こんにちは"は"シューマイ"。覚えやすいでしょ?笑
オーブンを使わないお菓子なので、家庭でもフライパンやホットプレートを使って簡単に作ることが出来ます。
以前ロンドンに住まわれていたライターのしおりさんが、YouTubeでウェルシュケーキの作り方を紹介しています↓
食べ方は様々。
レンジで少し温めてバターを塗ってもおいしいし、半分に割ってイチゴジャムやヌテラを挟んで楽しむ方法もあります。
でも、まずはそのままパクッと食べて、ウェルシュケーキそのものの風味を味わってみて欲しい。
重めでしっかりしているけれど、ちょっぴりホロホロしている優しい食感の生地。
一口食べると口いっぱいに広がるバターの風味……と思ったのですが、私が大好きなTan Y Castellのウェルシュケーキ、なんと、バター不使用。
使われているのはマーガリンです!
もしかして、これが他のメーカーとの大きな違い……?口いっぱいに広がる風味は、マーガリンの風味……?そう言われてみればそうかも。
Tan Y Castellのウェルシュケーキはスパイス類も不使用で、ひたすら素朴な味。
ほどよく、でもしっかりと甘みが感じられ、ほろほろの生地にミルクティーがよく進みます。
レーズンのシャキッとした食感と、ほどよい酸味のアクセントも楽しい。
ウェルシュケーキが大好きすぎて、ウェルシュケーキのルーツを求めてウェールズまで出かけたこともあります。
ウェールズの首都カーディフではウェルシュケーキがあらゆる場所売られていました。
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特に人気だったのが、このCardiff Central Market内のお店、Cardiff Bakestones。
店員さんがテキパキとした手さばきでウェルシュケーキを焼き上げる姿を、目の前で見ることが出来ます。
友人への布教用にウェールズで購入したウェルシュケーキたち
ウェールズのスーパーマーケットではどこでもウェルシュケーキを見かけました。
日持ちするので、お土産にもおすすめです。
日本のデパートで行われる英国展などでも日本のお店手作りのウェルシュケーキが売られることがあるようで、毎回とても人気なのだそう。
本場のウェルシュケーキをイギリス土産に買って行ったら、とても喜ばれそうですね。
私のウェールズ旅行記はこちら↓
在英のみなさん、スーパーでウェルシュケーキを見かけたら、ぜひ買って試してみてください。
日本のみなさん、イギリスに来る機会がありましたら、ウェルシュケーキをお土産にぜひ。
どちらも難しい場合はお家で手作りするのも楽しいですね。
この記事を通して「イギリスには、日本ではまだあまり知られていないとっても美味しいお菓子がある!それはウェルシュケーキ!」ということを知っていただけたら幸いです。
最後までお読み下さりありがとうございます。