2022年F1アブダビGPへ行ってきました!
シーズンラストレースということもあり「アブダビGPには独特の空気がながれている」と知人から聞いていて、ここぞというときには絶対に遠征しようと思っていたアブダビGP。
大好きなSebが引退を発表。これはもしかして「ここぞ」のタイミングか……??
Sebの見納めはオランダGPになるだろうと思っていたのですが、悩みに悩み、絶対後悔したくないからとチケットの購入を決断。
結果的にあのときアブダビGP行きを決めて本当によかったと思っています。
いつものようにゆるくレポートしていきますので、お付き合いくださいませ。
チケットの入手方法
今回私はF1のオフィシャルチケットサイトを利用しました。
ヤス・マリーナ・サーキットのオフィシャルウェブサイトでもチケットが購入出来るようです。
セバスチャン・ベッテルが引退を発表した次の日にチケットを購入したのですが、7月末でチケットは既に残り3~5枚ほどでした(その後すぐsold outになったようです)。
2021年はレース直前でもチケットの購入が出来たようですが、2022年以降チケット入手はなかなか難しくなっています。
ヤス・マリーナ・サーキットまでのアクセス
UAEはなんといってもタクシー社会。
タクシーを利用して会場入りするのが一番メジャーですが、私はアブダビの市街地に宿泊し、102番線のバスを利用して会場に通いました。
所要時間は40分程。
アブダビ市街地からサーキットはタクシーを利用しても片道2000~3000円程度と安いのですが、バスだと片道約100円と激安なのでおすすめです。
102番線のバスの始発停留所に近い位置にホテルを取れば、来たバスに必ず乗車出来るのでストレスも少ないです。
3,4番目の停留所付近だと、ピークの時間帯は満員でバスを見送る羽目になるので注意が必要です。
帰りのバスは、下記のホテル前の乗り場が始発停留所なので、少々手間はかかりますがここまで歩くことをおすすめします。
ここからなら確実に帰りのバスに乗車出来ます。
木曜日・ピットレーンウォーク
ヤス・マリーナ・サーキットの印象はなんといっても、砂がない!お手洗いが綺麗!
サーキットっていつも砂埃で靴やら服やらがとんでもなく汚くなるのですが、ヤス・マリーナはそれが一切ありませんでした。
これだけでこんなに快適になるとは!
それから、お手洗いがとにかく清潔。
清掃員が常に待機しており、非常にありがたかったです。
どこぞのザントフォールトのお手洗いは地獄のような汚さな上に手を洗う場所がなくて最悪ですが。
さて、3daysチケット所持者は木曜日にピットレーンウォークに参加できるとのことで、行ってきました!
アブダビGPはかつてピットレーンウォークが6時間ほど設けられていたようですが、今回は3~4時間ほど。
セーフティーカーも近くで見ることが出来ました。
記念撮影をしてる人でいっぱい!
ホームストレート。
ウィリアムズのガレージ前にあったソフトタイヤ達。
アストンマーチンのガレージ前でSebを待機しましたが、最後まで現れず。涙
Sebパパはいました!
隣のアルファタウリのガレージには角田くんが現れていました。
それから、メルセデスにはラッセルがちらっと現れたようです。
首脳陣やストラテジストが座る席を興味津々でじっくり眺める。
レッドブルは席に名前が書いてありました。
Sebの引退レース、そして今シーズン最終戦ということもあり、なんだかエモーショナルな気持ちに。
暑さでクタクタになったので、ジェラートとペットボトルのスプライトを購入して休憩。
価格がなんと、2400円……
サーキット価格だということを考慮したとしても、これにはさすがに驚きました。
クールダウンしたところで、ホームストレートのグランドスタンドへ行ってみました。
木曜日のみ自由に入場が可能です。
レッドブルのガレージ前でチェコ(セルジオ・ペレス)を遠目に捉えることが出来ました。(望遠レンズを持っていないから写真は全然うまく取れなかったけど。笑)
さすがに木曜日サーキットはがらんとしていて、誰もいない客席の写真を撮ってみたり。
この日は観光したかったので、足早にサーキットを去りました。
それにしてもやっぱりクリーンなサーキットです。
向かった先は、エミレーツ・パレス。
アブダビが誇る7つ星(?)ホテルです。
この広間にあるカフェで軽食をいただいたのですが、なんと、同じホテルで私がいた時間帯にドライバー達が20人全員でSebのお別れ会をしていたようです!!
しかも、ランドとダニエルのマクラーレンコンビに関しては、この広間の写真を撮ってインスタに投稿していました。
お茶をしていたときは全然気付かなかったのですが、どうやら同じ広間に2人がいたようです……とんでもないニアミス……!!
金曜日
金曜日と土曜日はドライバーQAセッション。
開場と共にサーキット入りし、なんとか一列目を確保!
かつてはインタビュー後にドライバーのサインセッションがあったようですが、今年はありませんでした。
Covid後はやってないのかも・・・アブダビはつい最近まで規制も厳しかったですしね。
トークが面白かったのは、マクラーレンコンビとアルファタウリコンビ!
昨夜のSebのお別れディナーの話なんかもしていました。
Sebがちょっぴり寂しそうな顔をしていたのが印象的です。
猛暑のQAセッションをなんとか切り抜け、ソファに腰かけて、近くの屋台で買ったシャワルマをいただきました。
シャワルマとペットボトルのお水で2500円ほど。
あれ?昨日のジェラートとスプライトの価格とそんなに変わらない……ジェラートが高級品なのか……?
FP1、FP2は自席から初めて流し撮りを試みました。難しい。
今回私が取ったチケットは北ストレート。
直射日光が当たらず快適で、マシンも長時間眺められるので、良席だったと思います。
FP1中、これまでSebと歩んできた(?)自身のF1人生を振り返り、涙が止まらなくなってしまいました。
Sebを追いかけて英語の勉強も頑張れたし、今じゃ海外で生活しているし、アブダビまで来てしまった。
Sebが私を世界中に連れ出してくれました。
色んなことを思い出し、Sebへの感謝があふれ出しました。
中東のサーキットで極東のアラサー女が一人号泣する図はなかなかにシュールだったと思います。笑
アブダビで生まれて初めてこんなに見事な夕日を眺めました。
スターウォーズのタトゥイーンを思い起こさせる、真っ赤で大きな太陽。
連日見とれてしまいました。美しかったです。
日が沈んだ後のサーキットもまた良い。
また、BGMが藤井風のDamnだったのにびっくり。笑
アルボンも藤井風が好きなようで、インスタにあげていますね。
土曜日
アブダビは世界中のチェーン店が集まっているので、食べ物には困りません。
サーキット内にはなんとイギリスのコーヒーチェーンCOSTAがあったので、土曜日はまずアイスラテでクールダウン。
土曜日のドライバーQAセッションはレッドブル、フェラーリ、メルセデス、アルピーヌといった超人気チーム・ドライバー揃い。
大混雑していました。
FP3で推し(Seb)の流し撮りに成功!やったね!
予選も大盛り上がりで終わり、帰路につきました。
私の周りはたまたまメキシコからW杯ついでに駆け付けたチェコファンだらけで、そりゃあもう熱気がすごかったです!w
日曜日
日曜日はF1イベントが午後からだったので、午前中はサーキットには行かずゆっくり観光を楽しみました。
ずっと行きたかったルーブル・アブダビ。
夏バテ気味だったのでホテルでゆっくりするかルーブルに行くかでとても迷ったのですが、ここは少々無理して行って本当に行ってよかったです。
アブダビ観光の中で私は一番感動しました。
決勝へ向かう前のF1ファンがたくさんルーブル・アブダビに集まっていました。笑
ルーブルからはタクシーでサーキットに向かい、とりあえずご飯。
アジアンフードスタンドで担々麺を注文したのですが、担々麵とは・・?笑
アブダビのドライバーズパレードはドナドナ方式。
写真には納められませんでしたが、Sebがぽつんと一人でドイツ国旗を振る私に気付いて、サムアップして手を振ってくれたのが忘れられません。
ちゃんと気付いてくれてすごく嬉しかった……!
一生の思い出。
言わずもがな、決勝も大盛り上がり。
目の前でSebのオーバーテイクが見られたのが私の決勝ハイライトです。
それから、ずっと空いていた隣の席に、決勝が始まって18周くらいにやってきた女性。
「クウェートから今飛行機で来たところなの!間に合ってよかったー!」と、なんとSebのファンでした。
近くの席に座っていたドバイ在住のルイスファンの女性とも仲良くなれて、みんなで写真を撮ってインスタを交換しました。
F1が引き寄せてくれた素敵な出会いもまたこのGPのハイライトです。
来年からSebがいないF1をどのような気持ちで観戦すればいいか未だに気持ちの整理がつきませんが、Sebが私に教えてくれたF1はずっと見続けたいと思っています。
既に来シーズンのGPのチケットもいくつか購入済みなので、またゆるゆるとレポートを書きます~。