先日オランダの都市Delft(デルフト)を散策してきました。
デルフトというこの都市の名前、もしかすると聞き覚えがあるのではないでしょうか。
一番有名なのは、このデルフト陶器。
オランダ語ではDelfts blauw デルフト・ブラウ(=デルフトブルーの意)と呼ばれており、日本ではデルフト焼きと呼ばれることもあります。
デルフトは、オランダで一番有名な大学と言っても過言ではない「デルフト工科大学」がある都市としても有名です。
めちゃくちゃ余談ですが、昔めちゃくちゃ好きだったオランダボーイがこの大学出身だったので、この日は街歩きをしながらこっそり彼に思いを馳せていました。
あぁ、懐かしい、元気かな。
それから、デルフトにはかの有名な画家フェルメールのお墓もあります。
アムステルダム中央駅から南へ電車で約1時間。
デルフトは花と運河が印象的なオランダらしいかわいい街です。
コンパクトな街なので、日帰り旅で十分。
半日あれば主要な場所は回れてしまいます。
今回は「デルフトにはオランダで一番美味しいパン屋さんがある」という噂を聞いたのをきっかけにこの街にやってきました。
決してオランダボーイを追いかけてデルフトにやってきた訳ではありません。
Stads-Koffyhuis(スタッズコーヒーハウス)
オランダ国内の様々なコンペティションで賞を獲得しているというのがこちら、Stads-Koffyhuis(スタッズコーヒーハウス)。
おいしいパンを使った料理を店内で食べることのできるベーカリーカフェです。
土曜日のお昼に行きましたが、店内は満席でした。
やはり人気店のよう。
スタッズコーヒーハウスというお店の名前に肖って、飲み物はコーヒーをオーダー。
オランダではコーヒーをオーダーするとヌガーやクッキーを添えてくれることが多いのですが、こちらのお店でもおいしいクッキーを添えてくれました。
温かいコーヒーをいただきながら、注文した料理を待ちます。
私がいただいたのは、サーモンパテのサンドイッチとトマトスープのセット。
表面はカリカリ中はふわふわなパンでサンドされたお野菜とサーモンパテ、ナイスコンビネーションで美味でした。
オランダのレストランで頻繁に見かけるこのトマトスープ、どこのレストランやカフェで頂いても濃厚でとってもおいしいのですが、こちらのお店のものは今まで頂いた中でも飛びぬけて一番おいしかった!
このスープのためだけにでも、またデルフトに来たいくらい。
こちらのパン屋さん、駅から徒歩8分です。
お腹がいっぱいになったところで、町歩きを楽しみます。
パン屋さんから歩いて1分ほどの教会へ。
私は教会巡りが趣味なので、新しい街を訪れた際はその街の有名な教会を必ず訪れるようにしています。
デルフトには旧教会と新教会があり、両方とも入場料がかかります。
先に訪れた教会の入り口で共通チケットを購入するのがお得。
Oude Kerk
まず訪れたのは、フェルメールのお墓がある旧教会。
教会全体が傾いているのがわかりますか?
写真がへたくそなんじゃないですよ、教会が傾いているんです。(本当です。)
フェルメールのお墓のスペース、とっても素敵でした。
お墓の写真を撮るのはちょっと気がひけるので、パス。
ぜひ実際に足を運んでみてください。
Nieuwe Kerk
新教会も訪れました。
こちらは内装がかなり新しく、とってもモダン。ピカピカでした。
こちらの教会のメインアトラクション(?)は、せま〜〜〜い階段を登って、教会のてっぺんに登ること!
これまで様々な教会に登ってきましたが、こちらの新教会が今の所ハーデストチャーチです。
とにかくビックリするほど階段のスペースが狭く、常に人数制限がかけられているほど。
階段はめちゃくちゃ急勾配なのに、休むスペースもないし、人も絶えない。
常に登り続けるしかないという鬼畜さ……
でもこの景色を見たらその辛さを一瞬で忘れることができました。
いやぁ、本当に素敵。
しかもデルフト、風車もあるんです!オランダ感満点。
写真に写っているので、探してみてください。
次デルフトに行くときは、デルフト焼きのミュージアムにも行ってみたいなぁ。
パン屋さんには絶対にまた行く。それくらいおいしかった。