先日ロンドンからカーディフへ日帰り旅行に行ってきました。
海外旅行が難しい今、ロンドンから日帰りで異国感を感じるには……?と考えた結果、ウェールズのカーディフにたどり着きました。
6時間ほどの滞在でしたが、あっという間にカーディフに魅了されてしまい、今ではすっかり大ファンに。
愛を込めてカーディフのおすすめポイントを紹介します。
カーディフ基本情報
カーディフはウェールズ南部に位置するウェールズの首都。
カーディフがウェールズの首都となったのはなんと1955年で、かなり最近!
ヨーロッパ内で一番新しい首都なのだそう。
ロンドンからは電車で約2時間半。ちょっと気合を入れた日帰り旅行にピッタリの距離。
運賃は往復£50〜100。時期や時間によって変わります。
私は夏の週末に行ったので、£85でした。
カーディフはイギリス国内の地域なのでもちろん英語が通じますが、ウェールズ語があちこちで見られます。
カーディフに降り立ってすぐ目に入った看板。
異国感漂う見慣れない文字の並びにわくわく!
子音が続いているのでなんと発音していいのか全くわからない。笑
Cardiffという地名そのものも英語とは綴りが違うことがわかります。
ちなみにウェールズ語で"こんにちは"は「Sue mae(シューマイ)」です。日本人は簡単に覚えられますね。笑
"ありがとう"は「Diolch(ディーオルク)」です。
ウェールズに長く住んでいるウェールズ語が話せるイギリス人の話によると、ウェールズ人はイングランド人がいる前だとわざとウェールズ語に切り替えて話すのだそう(笑)。
カーディフの市街地は高いビルはあまりないもののかなり都会で、なんでも揃っています。
あちこちにウェールズの旗が掲げられているので、ウェールズ感にいるぞ感がして嬉しい。
中心部の特徴は、なんといってもアーケードがいくつも集まっていること!
かわいいアーケードがたくさん連なっているので、お天気に影響されることなく街歩きを楽しめます。
雨が多いカーディフならではの特徴なのかもしれません。
ここからはカーディフで絶対に押さえておきたいおすすめ観光ポイントを4つ紹介します。
カーディフ城を拝む
カーディフ観光の目玉は、そう、カーディフ城です。
現在は新型ウイルスの影響により、残念ながら内部の見学は不可。
通常はチケット制で中を見学できるようです。そしてとても美しいのだとか……!
現在はオープンスペースのみ入場することが出来ます(無料)。
敷地内にはウェールズのシンボルである赤いドラゴンのモニュメントがあります。
お城とドラゴンって、まさにRPGの世界……!!
赤い竜はアーサー王のシンボルとされています。
ウェールズの旗が掲揚された塔の佇まいがあまりにも素敵だったので、最大限近づいて長い時間ずっと眺めて過ごしました。
いつか内部も探索したい。落ち着いたら、必ず……!
Welsh rarebit(ウェルシュ・ラビット)を食べる
ウェールズの名物といえばWelsh rarebit(ウェルシュ・ラビット)。
ウェルシュ・ラビットは、チーズ、バター、エールビール(!)、卵、ウスターソースを混ぜたソースをパンに乗せて焼いたもの。
ウェールズを訪れたら食べておきたい伝統的な一品です。
ラビットと名付けられていますが、ウサギ肉が使われている訳でもなく、名前の由来は不明。
元々はrabitと綴られていたようですが、いつしかrarebitになり……?諸説ありますが、はっきりとわかっていないようです。
カーディフでウェルシュ・ラビットをいただくのに一番有名なお店はMadame Fromage(マダム・フロマージュ)というデリカテッセン。
小さなお店なので席が限られています。ランチの時間帯だと並ぶかも?テイクアウトもやっています。
こちらがマダム・フロマージュのウェルシュ・ラビット。サラダ付きで£6.95でした。
マダム・フロマージュではウェールズ料理のラムカウルという羊肉のシチューも提供されているので、ラム肉がお好きな方はこちらもぜひ!
Welshcake(ウェルシュケーキ)を買う
私がイギリスのお菓子で一番美味しいと思うもの。
それはウェルシュケーキです。
名前の通り、ウェールズのお菓子です。私はウェルシュケーキを全力でプッシュする。
スコーンとパンケーキの間みたいな見た目も素朴で地味なお菓子なのですが、めちゃくちゃ美味しい……しみじみ美味しいと感じる……
紅茶との相性抜群です。マリアージュとはこのことか。
イギリス焼き菓子界の真骨頂はウェルシュケーキだと高らかに声をあげたい。
元々はロンドンのスーパーでも簡単に手に入ったのですが、ロックダウン後なぜかロンドンから姿を消しました。
一部地域では今でも扱っているようですが、明らかに規模が縮小しています。(目撃情報お待ちしております。切実に。)
焼きたてホカホカのウェルシュケーキを買うにはウェールズに行くしかない。
カーディフ内で手作りウェルシュケーキを買うなら、ここカーディフ・セントラル・マーケットに行きましょう。
このマーケット内にあるCardiff Bakestonesでは、ウェルシュケーキを焼き上げる様子も見ることができます。
味もバラエティ豊か!クラシックなものから、ヌテラをサンドしたもの、ホワイトチョコレート&レモンなどなど……
色々買って食べましたが、結局スーパーに売ってるTan Y Castell Bakeryのウェルシュケーキが一番美味しいと思いました。爆
あれが一番。
カーディフ内のスーパーマーケット、目につくところ全てに入りましたが、全店舗でウェルシュケーキを取り扱っておりました。素晴らしい。
ちなみにマーケット以外にもウェルシュケーキ屋さんをちらほら見かけましたが、どこも観光客狙いなのか値段が非常に高かったです。
私がとにかく大好きなウェルシュケーキ。
百聞は一口に如かずなので、ぜひ一度食べてみてください。
そしてマーケット内は基本的にキャッシュオンリーなので現金を忘れずに!
海沿いのお散歩を楽しむ
カーディフには海がある!!(ロンドンにはない!!)
カーディフ・ベイのお散歩が最高に気持ちよかったです。
中心部から徒歩で海沿いまで向かったのですが、途中いくつかのかっこいい建物に出会いました。
こちらはWales Milennium Centre。
イベント会場です。迫力満点。
こちらは展示貿易センター(Pierhead)。
中には入っていませんが、その佇まいの美しさにうっとり。
こちらがカーディフ・ベイの眺めです。とても美しい。
時間に余裕がある場合は、クルーズのアトラクションを楽しむのもよさそう!
海沿いの景色があまりにも美しかったので、このあたりで1時間ほどぼーっとして過ごしました。
めちゃくちゃリフレッシュできた。泣きそうになった。
この景色、ちょっと北欧を感じた。
この近辺にはチャーリーとチョコレート工場の作者であるロアルド・ダールが洗礼を受けた教会"ノルウェー教会"があります。(彼の両親はノルウェー人だったのだそう。)
ここを目指して中心部から海沿いに向かって歩くと良いかもしれません。
おまけ
カーディフにはカナダが誇る国民的コーヒーショップ"Tim Hortons"があります。
全然知らなかったので、突然目の前に現れて悲鳴をあげそうになりました。(嬉しい悲鳴です。)
ここのフレンチバニラというコーヒーが、歯が溶けそうなほど振り切って甘くて大好き。
イギリス内だとカーディフに1店舗と、それからイギリス北部にはいくつも店舗があります。
なんでロンドンにはないのだろう……カモン、ティム。
まとめ
ロンドンから日帰りでお手軽に異国感を感じたい場合、カーディフはめちゃくちゃおすすめです。
雨が多い地域ではありますが、可能であれば晴れの日を狙って行って欲しい。
海沿いの景色がクリーンでとても美しいので、きっと大いに癒されるはずです。
ウェルシュラビットを食べて、お土産にはウェルシュケーキを忘れずに!
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