ワーホリハンターなう

海外生活と旅行のブログ

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ロンドンでの新型コロナウイルスの現状や思うこと色々

このブログではあまりこの話題には触れたくなかったんだけど、やっぱり書き残しておくことにする。

コロナについてのあれこれ。

 

 

ついに先ほど、カフェやパブ、レストランなどの飲食店が持ち帰りを除いて閉店することが発表されました。

つまり、ついにイギリスも(ほぼ)ロックダウンです。

なぜ”(ほぼ)”なのかというと、シアターやジムなどは閉館を義務付けられていないのと、外出を厳しく禁止されていないから。

ただでさえひどいロンドンの公共交通機関が更に動いていないこの現状を鑑みても、シアターやジムなどが完全にクローズされる日もそう遠くはないと思っています。

※追記:結局すぐクローズが決まりました。そしてその後外出制限もかかり、ついにロックダウンです。

 

スーパーからありとあらゆるものが消え去った代わりに、心を忘れた人を見かけることが多くなりました。

こっそり他の人のカートから自分のカートにトイレットペーパーを移動させる人、バスに乗っている日本人をコロナ!降りろ!とからかう人、1ヶ月分の生活用品と食料品を買い占めたことを誇らしげにSNSにアップする人……

私は住宅地に住んでいるのですが、近所はいつもキャリーケースいっぱいに買った食料やトイレットペーパーを運ぶ人だらけです。

いつも通りの生活が送れないことを恐れてみんながパニックになっている結果、更にいつも通りの生活が送れなくなっている印象です。私だっていつも通りスーパーで玉子を買いたい。

 

とにかくいつも通りの生活ができないことにストレスを感じていますが、それ以上に、今後の見通しが全く立たない不安からくるストレスが大きいです。

いつになったらロックダウンが終わるんだろう、いつになったらいつも通り外出できるんだろう、いつになったら玉子を買えるんだろう……戦っている相手が新型のウイルスである以上、答えは誰も知りません。

 

 

なぜ各国の企業や学校が海外にいる従業員や学生をなるべく母国に戻そうとしているのか、ずっと疑問だったのですが、「最低最悪の事態になったとき、移民は真っ先に見捨てられる対象になりかねない」という想定が根底にあることを知り、ものすごく納得させられたと同時に恐怖を覚えました。

よく考えたらそうだよな。どうして自分で気付けなかったんだろう。海外生活に慣れたつもりでいたのかもしれない。 

不自由はかなりあるものの、私は今のところ1日3食きちんと確保出来ているし、まだ仕事もあるし、ロンドンで生活が出来ています。

しかし、いつ事態が急変するかわかりません。海外に住むということは、こういった大きなリスクを背負うことでもあるのです。最悪の事態はいつだって起こりうるのだから。

 

といったことを日本にいる友人に話しても、「わー、大変だねー(笑い泣きの絵文字)」って感じで完全に他人事。いや、他人事なんだろうけどさ、その笑い泣きの絵文字はやめて、ほんとに。こっちはマジでガチでシリアスなの。

残酷なことを言うようだけど、新型コロナウイルスは私に友達断捨離さえももたらしてしまいそう。

 

日本の友達がSNSに投稿したものを見る限り、日本って結構普通に生活出来ているのね?

さすがに海外旅行に行っている人は私の周りにはいないけれど、国内旅行や大勢での飲み会、そしてクラブ(クラブ!)。インスタを開くたびに衝撃を受けてしまいます。

本当に同じ世界なんだろうかと疑ってしまうくらい、日本だけがパラレルワールドのよう。

日本人も自粛しろ!とかそういうことを言っているんじゃなくて、ただただ純粋に信じられない。私が生きている世界とのギャップが甚だしい。

戦争紛争や飢餓ってこんな感じなのかもしれない。程度は低いものの、私は今まさにそれを経験している。

 

きっとこの記事を読んでいる日本住みの日本人の大半は「またコロナの話題かよ、飽きたわー」と思っているんだろうけど、今同じ先進国でスーパーで玉子すら自由に買えない国がたくさんあるってことを知っておいて欲しい。

 

一刻も早く事態が収束しますように。