(最終更新日:2021年3月21日)
オーストラリアのコーヒーの文化・名前はとっても独特。
カナダやアメリカ、そして日本とは全く違うため、知識がないと注文するときに何がなんだかわからなくなってしまいます。
この記事ではバリスタの私がオーストラリアのコーヒーの種類を解説します。
これを読めば、オーストラリアのカフェでの注文も怖くない!
BLACK(ブラック)
まずはブラック部門から。
日本でもお馴染みの名前、ブラックコーヒー。つまり、ミルクも砂糖も入ってないよ〜というもの。
しかし、オーストラリアでブラックコーヒーというと、ドリップコーヒーのことを指すことは少なく、主にエスプレッソで作られたミルク砂糖なしのコーヒーのことを指します。
オーストラリアは、日本でお馴染みのドリップコーヒーを出す店舗は意外と少ないです。エスプレッソドリンクが主流。
Short Black(ショートブラック)
エスプレッソ単体の飲み物のこと。
デミタスカップ(小さなカップ)で提供されます。
Long Black(ロングブラック)
日本や北米でいう、アメリカーノのことです。
エスプレッソとお湯で作られています。つまり、エスプレッソのお湯割りです。
アメリカーノはエスプレッソにお湯を足すことが多いですが、ロングブラックはお湯にエスプレッソを足し、エスプレッソ表面のクリーミーな細かい泡が残るようにしているのが特徴。
そのため、北米でロングブラックを好む人は、アメリカーノをアップサイドダウンで!と注文します。
WHITE(ホワイト)
オーストラリアではミルク入りのコーヒーのことをホワイトと呼びます。
ミルク入りのティー、つまりミルクティーのこともホワイトティーと呼びます。
北米では白茶のことをホワイトティーと呼ぶので、じゃあオーストラリアでは白茶のことはなんて呼ぶんだ!って感じなのですが(笑)、それは文脈に寄るのだそう。
オーストラリアでは一般的に"ホワイトティー"は"ミルクティー"です。
各コーヒーのミルクやコーヒーの分量はお店によって基準が様々なので注意。
Short Macchiato(ショートマキアート)
ショートブラックにフォームミルク(フロス)を少量乗せたもの。
北米で言う、エスプレッソマキアートです。
Long Macchiato(ロングマキアート)
ロングブラックにフォームミルクを少量乗せたもの。
Piccolo(ピッコロ)
名前から想像できるように、小さなラテをイメージして頂けるとわかりやすいと思います!
ラテよりミルクの割合が少なく、ショートマキアートよりミルクの割合が多い。コーヒーの味が強い、ホワイトコーヒーです。基準はお店によって様々です。
Latte(ラテ)
お馴染みのカフェラテです!エスプレッソにミルクを注いだもの。
オーストラリアのラテはグラスで出てくるのが特徴。
フォームミルク(フロス)の量は上から1cmがだいたいの目安。
Cappuccino(カプチーノ)
エスプレッソにミルクを注いだものですが、フォームミルク(フロス)の量が多いことが特徴。
ホワイトコーヒーの中で一番口当たりがふわふわしています。
オーストラリアのカプチーノはココアパウダーを振りかけるのが一般的です。
Flat White(フラットホワイト)
オーストラリアならではのメニューです!
こちらもエスプレッソにミルクを注いだものなのですが、フォームミルクの量がとても少ないことが特徴。
ホワイトコーヒーの中で一番フォームミルクが少ない(つまり空気を含んだミルク部分が少ない)ため、結果一番ミルキーな味わいになります。
Magic(マジック)
こちらはメルボルン発祥のコーヒー。
ラテとピッコロの中間みたいなホワイトコーヒーです。
ラテじゃパンチがないし、ピッコロだとちょっと強すぎる。そんな人のためのコーヒー。
ちょっと小さめのラテ、という感じでしょうか。
メルボルン以外の場所だとマジックという名前では出てこないことが多いみたい。
Cafe Mocha(カフェモカ)
チョコレートをたっぷり加えたホワイトコーヒーです。
フォームミルク(フロス)の量はお店によって様々。
Ice Coffee(アイスコーヒー)
オーストラリアのアイスコーヒーはアイスクリームコーヒーのこと。
たっぷりのバニラアイスクリームにエスプレッソと冷たいミルクを注ぎます。(ホイップクリームがのってくることもあります)
おわりに
いかがでしたか?日本人にはあまり馴染みがない名称が多いですよね。
ちなみに、ニュージーランドのコーヒーの名称もオーストラリアとほとんど同じなので、ニュージーランド旅行の際もぜひこちらをご活用ください。
オーストラリアには素敵なカフェがたくさんありますので、思い切り楽しんでください!
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