(最終更新日:2024年9月19日)
この夏日本で一気に人気が広がった、オランダのアザラシ幼稚園ことZeehondencentrum Pieterburen。
せっかくオランダに住んでいるのだから、茶柱ちゃん達に会いに行きたい!ということで、現地で会ってきました。
チケットとガイドツアー
チケットは公式ウェブサイトで事前購入しておくと、入場がスムーズです。チケット購入と一緒に寄付も出来るので便利。
もちろん、当日受付でチケットを購入することも可能です。
ガイドツアー(オランダ語)もやっていて、事前問い合わせで英語・ドイツ語でのツアーもしてくれます。(残念ながら日本語のツアーは今のところありません。)
ガイドツアーは、空きがあれば当日受付での申し込みも可能です。
アザラシ幼稚園へのアクセス
アザラシ幼稚園へは、車はもちろん、公共交通機関でも行けます!!
ただし、道のりは長く、遠いです……
アムステルダムからアザラシ幼稚園のあるピーテルブーレンまで、所要時間は約3時間。
日帰りもできますが、1日がかりなのでちょっとしんどいです。私は日帰りしましたが。笑
まず、オランダの北にある街、Groningen(フローニンゲン)まで行きます。
アムステルダムからフローニンゲンは約2時間。これがなかなか果てしない……。
フローニンゲン駅は美しいことで有名です。
売店や有料トイレも併設されているので、ここで小休憩を挟むのもあり。
駅にあるスターバックスもなかなか美しいので、時間があれば寄ってみてください。
フローニンゲン駅から中距離列車に乗り換え、Winsum(ウィンスム)へ(約15分)。
この電車はNS(オランダ鉄道)ではなくArrivaにより運行されていますが、NSの割引サブスクリプションは適用されるようです!
また、NSからArrivaに乗り換えるときはOV chipkaartをタッチし直さないといけないので、ご注意ください(NSからチェックアウトし、Arrivaにチェックインする必要があります)。
尚、ウィンスムは"オランダで一番美しい村"を名乗っているので(駅にデカデカと書いてあった)、時間がある方は散策してみても良いかもしれません。
ちなみに駅には売店やお手洗いなどはありませんでした。
ウィンスムから68番線のバスに乗って約20分、Pieterburenpleinで降ります。
Pieterburenpleinでバスを降りればZeehondencrecheへ導く看板が!
バス停はアザラシ幼稚園のほぼ目の前ですので、この看板の方向に1分ほど歩いて行けばアザラシ幼稚園にたどり着きます。
ちなみにこの68番線のバスは巡回しているため、行きも帰りもバス停は同じ進行方向で回っていることがあります。
道路の反対側にあるバス停には帰りのバスは来ない時間帯もあるので、ご注意を。
バス停周りにはレストランや売店、お土産ショップなんかがあって意外と栄えています。
フローニンゲンやウィンスムで時間を持て余す(?)よりは、一気にピーテルブーレンまで来てしまって食事を楽しむのもありだと思います。
ムール貝やフィッシュ&チップスがおいしそうでした。
お土産ショップではアザラシのラベルがかわいい地元のハーブ酒が売られていました!
他にもWaddenzeeのお塩や、ローカルマスタードなど、見たことのないものがたくさん。お土産にいかがでしょう?
いざ、アザラシ幼稚園へ!
入り口でかわいいアザラシのオブジェがお出迎えしてくれました。
アザラシのモザイクアート。かわいい。
館内に入ると、まずお土産売り場があります。保護施設ではありますが、水族館のような雰囲気!
お土産売り場横のカウンターでチケットを提示もしくは購入して入場します。
アザラシの水槽にたどり着く前に、様々な展示があります。
キッチンではアザラシのエサの下処理を見学することができました。たくさんのニシン!
アザラシは1日に5kgのニシンを食べるのだそう。結構多いな……
さて、アザラシ幼稚園についての情報を連日追っている人は既にご存知かもしれませんが、この施設にいるアザラシは孤児であることがほとんど。
怪我をしていたり、病気だったり、問題を抱えていることもあります。(その原因のほとんどが人間。。)
ピーテルブーレンアザラシセンターでは、アザラシ達を3つのフェーズにカテゴライズしています。
- Fase 1: intensive care(集中治療中)
- Fase 2: recovery(回復中)
- Fase 3: almost better(ほとんどOK)
こちらはFase1の子。目線をくれました!!尊い……
Fase 1の子達は施設に来たばかりの子ばかりなので、どの子もとても小さかったです。
こちらはFase 2の水槽。Fase 1より少し大きめの子達。
私が行ったときは、Fase 2のプールは4つほどありましたが、1つのプールに対する頭数は少なめ。
そしてみんな大好きYouTubeのライブ配信が行われているFase 3の子達がいるプール!
Fase 3にいる子達が一番数が多く、私が行ったときは4つのプールがありました。
ライブ配信されていないFase 3のプールが3つもあるということです。
これはもう、現地に赴くしかありませんね!!
Fase 3にいる子達はやはり一番活発で、カモメを追いかけたり、友達をペチペチしてみたり、興味深そうに人間を観察している子がたくさん。
敷地内にはカフェがあり、オランダ名物の一口サイズのパンケーキのポッフェルチェスやアップルケーキを楽しむことができました。
食事やアルコールの提供もあるので、ここでお昼ご飯を食べるのもあり!
カフェはどうやら週末や祝日しか営業していないようですので、ご注意ください。
カフェの隣の展示室ではたまたま日本の牡蠣についての展示が行われていました。
この日は夏休みの土曜日で晴れだったということもあり、アザラシ幼稚園は混雑していました。
思ったより日本人はたくさんいませんでしたが(笑)、オランダ語だけでなくドイツ語やイタリア語、英語が聞こえてきて、色んなところから噂を聞きつけて来館しているのかな?という印象。
餌やりタイムはプール周りに人がいっぱい集まったため、背の低い私は見学がとても難しかったです。笑
おわりに
そんなに大きな施設ではないのですが、アザラシ達がとにかく可愛くていつまでも見ていられます。
3時間ほど滞在しましたが、あっという間でした。
アザラシ達には水槽のガラス越し以外では基本的に近づくことが出来ないため、かわいいアップの写真を撮りたい場合は望遠ズームが強いカメラを持って行くことをおすすめします。
ちなみにこちらの施設、2025年春にLauwersoogに移転予定とのこと。
定期的に寄付を続けて、来年は新しい施設にも行ってみたいです。