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直前2週間!短期間でTOEICの点数を200点あげた方法

(最終更新日:2024年1月24日)

少し前のこと。

2年ぶりにTOEICを受験しました。

2年前に人生で初めてTOEICを受験したときのスコアは735点。

1年のカナダワーホリと7ヶ月のオーストラリアワーホリをしていた割には低い点数だったのが、ずっとコンプレックスでした。

特に私はリーディングとリスニングが弱く、アウトプットは苦手じゃないのにインプットがまるでダメ。

アウトプットが一切ないTOEIC L&Rなんて苦手要素の塊です。

しかし少しでもコンプレックスを解消したくて、TOEICの勉強を真面目に取り組んでみようと考えました。

目標は850点超え。

リスニングとリーティングがとにかく苦手な私なので、850点を超えることが出来れば満足だという理由での目標設定です。

しかし、気付けば試験2週間前。

当時確かに試験勉強に取り組む時間がなかったのは事実ですが、怠惰だったことも事実です。

 

そこで私がまず手をつけたのが、TOEIC L&Rの問題の研究と自分の苦手要素の分析

巷で有名な3回チャレンジ法をベースに、短期間でスコアアップする方法を自分なりに研究しました。

それから2週間は徹底して試験対策を行い、結果的に目標の点数を大きく超え、200点のスコアアップを達成しました!

試験当日少し失敗した点もあったので、うまくいけばもっと点数が上がっていたかもしれません(勉強期間中の模試では、最高得点960点まで上げることが出来ました)。

序盤の方法だけでも導入すれば、3日間でスコアアップが狙える可能性も……!

 

この勉強方法はあくまでも私のやり方ですが、これからTOEICを受験する方の参考になればいいなと思い、ブログに残すことにします。

少しでも参考になれば幸いです。

※この試験対策はTOEIC L&Rテストのスコアアップを保証するものではありません。あくまでも筆者が実施した試験対策としてご覧ください。

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Photo by Avel Chuklanovon Unsplash

 

 

このTOEIC勉強方法を実施する前に

このブログで紹介するTOEIC対策は、あくまでも短期間でのスコアアップを狙った勉強方法です。

長期的に着実な点数アップを目指す方にはあまり参考にならないかもしれません。

また、このブログで紹介する勉強方法は元々基礎がある人向けの勉強方法です。

基礎力が満遍なくあると言われている500点を超えたことがない場合は、この勉強方法を実施しても大きくスコアアップする可能性は低いかもしれません。

 

使用する教材は一つだけ

今回使用した教材はたった一つ、TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問のみです。

3回分のTOEIC L&R模試とその解答・解説、そして8回分の解答用紙が含まれています。

このブログで紹介する試験対策のみを実施する場合は、付属の解答用紙原本をそのまま使用して問題ありません。

何度も繰り返して解きたい場合は、予め解答用紙のコピーを取っておくことをおすすめします。

 

なぜこの書籍をおすすめするのかと言うと、3回分の模試が含まれているからです。

公式問題集だと2回分、その他の書籍だと1回分もしくは6回分などと、少なすぎたり多すぎたりして、試験対策に足りない、全部研究し切れないといった問題が発生します。

3回分というちょうどいい量と値段のバランスから、私はこの模試を試験対策に取り入れることを強くおすすめします。

 

試験まで2週間以上時間がある人は、ボキャブラリーを増やすため、まずはこちらの単語帳の目標点数までの単語を一通り頭に入れることをおすすめします。

かなり有名な書籍なので、一度でもTOEIC対策をしたことがある人は手にしたことがあるかもしれません。

私も初めてTOEICを受験したときは、毎日の通勤時にこの単語帳を開いていました。(開いていただけ。)

 

 

短期間でスコアアップを狙う試験対策

それでは、ここから私が行った試験対策を具体的に説明します。

「本当に時間がなくて、もう試験3日前!」という方は、最初の二つのステップだけでも実施してみてください。

 

まず模試を1回解く

至高の模試600問の1セット目を解きます。

この時、試験当日と同じようにしっかり120分間を確保し、休憩・中断などはせずに解くようにしてください。

模試を解き終わったあと、点数を出すための答え合わせはしますが、この段階ではまだ解答・解説は絶対に読まないでください。

ここで点数が500点を超えなかった場合は、この後のステップに進むより、文法や単語力強化を測ることをおすすめします。

 

同じ模試をもう一度解く

上で解いた問題と同じ模試をもう一度解きます。

しかし、今回は時間制限なし、リスニングも何回聞いてもOKです。

休憩を挟んでも大丈夫ですし、数日に分けて解いても問題ありません。

自信を持って「これだ!」という解答にたどり着くまで、じっくり時間をかけて問題を解いてください。

 

解き終わったら答え合わせをします。(※この段階で1回目よりスコアが落ちていた場合は、文法や単語力強化を測った方が良いかもしれません。)

今回は1回目とは異なり、解答・解説をじっくり読み込み、自分がなぜ間違ったのか理解を深めます。

 

そして、ここからが一番大事なポイントなのですが、1回目と2回目を比較し、自分がどの問題をどのようにして間違ったのかを下記の3つに分類します。

  1. 1回目不正解・2回目不正解 → 確実に理解していない問題
  2. 1回目正解・2回目不正解 → 理解していない可能性が高い問題
  3. 1回目不正解・2回目正解 → 落ち着いて解けば解ける問題

重要なのは、3に分類された落ち着いて解けば解ける問題です。

理解しているのにこれらの問題を落としているのは非常に勿体無いということがわかります。

 

次に、3つに分類した間違った問題が、TOEICのどのPartに分布しているかを分析します。

TOEIC L&RテストのPartは、2021年11月現在ざっくり解説すると下記の通りです。

  • Part1:基礎文法力に重点を置いたリスニング
  • Part2:会話力に重点を置いたリスニング
  • Part3:日常会話のリスニング
  • Part4:ビジネス英語のリスニング
  • Part5:ボキャブラリーや文法力を問われるリーディング
  • Part6:手紙やメール、DM、アンケートなどのリーディング
  • Part7:一般的な長文問題

例えば私の場合、

  1. 確実に理解していない問題 → Part5の短文穴埋め問題に多く分布
  2. 理解していない可能性が高い問題 → Part7に多く分布
  3. 落ち着いて解けば解ける問題 → リスニングとPart6に多く分布

でした。

つまり、私の場合、Part5は時間をかけてもスコアアップを見込めないけれど、リスニングとPart6は時間をかければ確実にスコアアップが見込めるということがわかります。

 

この分析結果に基づいて、2セット目のリーディングの問題を解くときの順番を決めます。

私の場合、正解する可能性の高い順にPart6→Part7→Part5の順に解くことにしました。

ページをめくって目的のPartを探す手間を考えると、最初から順番に解くことが一番理想的です。

しかし、この段階では、問題を解く順番の変更によって2セット目でどれだけスコアアップが可能かを試すことが重要です。

 

「明日が試験!」という時間がない方は、ここで出した"問題を解く順番"を元にTOEICを受験してみると良いかもしれません。

 

 

問題を徹底的に理解する

自分の苦手がわかったところで、1セット目の模試を徹底的に頭に叩き込んで2セット目に備えます。

落ち着いて解けば解ける問題が多く分布しているPartについては、特に重点的に勉強します。

  • リスニング → 一言一句隅々まで聞き取れるようになるまで何度も繰り返し聞く
  • 長文問題 → すらすら読めるようになるまで音読を繰り返す(音読のスピード=自分が読める速さと言われているため)・わからない単語は暗記する
  • 文法・語彙問題 → 解説をしっかり読み理解し、わからない単語を暗記する

特に音読は速読力を上げるためにおすすめの勉強方法です。

時間がない方は最低一回でも音読しておくことをおすすめします。

 

2セット目の模試を1セット目の分析を元に解く

分析した情報を元に、2セット目の模試を解きます。

1セット目の1回目と同じように、この時も試験当日同様に120分間を確保し、休憩・中断はNGです。

また、今回も模試を解き終わったあと点数を出すための答え合わせのみを行い、この段階で解答・解説は絶対に読まないでください。

 

このとき、リーディングセクションで優先的に解いたPartのスコアが1セット目と比べて上がっていれば、作戦は大成功です!

万が一、その他のPartのスコアが下がっていてもあまり気にしないでください。

今回優先的に解いた自分が得意なPartが確実に解けているかどうかが大切です。

 

2セット目をもう一度解く

1セット目の2回目同様、時間制限なしで2セット目をもう一度解きます。

その後答え合わせをし、1セット目と比べてどれくらいスコアが上がっているかを調べます。

また、1セット目同様、自分がどのように間違っているかを3つに分類します。

1セット目と比べて自分の間違った問題の傾向が大幅に変わっている場合は、3セット目に向けて新たな対策を取ってみてください。

 

2セット目を徹底的に理解する

1セット目同様、問題を徹底的に頭に叩き込みます。

解答解説を読み込み、リスニングを何度も聞き、長文を音読します。

 

3セット目を順番通りに解く

3セット目を今回はリーディング問題も前から順番に解きます。

1,2セット目の1回目同様、120分間を確保し、休憩・中断などを行わずに解いてください。

点数のみ算出し、解答・解説は読まないでください。

 

ここで注目して欲しいのが、2セット目で優先的に解いたPartのスコアが下がっているかどうか。

順番通りに解いたことによってスコア大幅に下がっているのであれば、試験当日は得意なPartを優先的に解いた方がいいかもしれないということがわかります。

 

3セット目をもう一度解く

1,2セット目の2回目同様、時間無制限で3セット目を解きます、

ここまで行うと、速読力があがっているのが感じられ、リスニングもだいぶ耳に馴染んできて、TOEICに慣れてきているな、という体感が出てくるかもしれません。

 

答え合わせをして、間違った問題を3つに分類します。

1,2セット目と比較して傾向が毎回バラバラな場合は、長期的なTOEIC対策が必要かもしれません。

ただ、この方法で速読力は着実に上がっているはずです。

1,2セット目と比べて点数が上がっていれば、この対策は成功したと言えるでしょう。

 

本番は4セット目だと思って解いてみてください。

この勉強方法を実施した場合、2週間で6回のTOEICの問題を通ってきたことになるので、体がTOEICに慣れているのを感じられるはずです。

 

ポイント1:リスニングの方が配点が高い

基礎力がある人が短期間で点数を上げたい場合、語彙力を増やすのはあまり懸命な対策ではないかもしれません。

というのも、その短期間で覚えた単語がTOEIC中に出てくる可能性はあまり高くないから。

それより、配点が高いリスニングに重点を置いた方が良いと私は考えています。

模試のリスニングを一言一句聞き取れるようになるまで何度もリピート再生することにより、耳を慣らすことが出来ます。

とはいえ、本番は会場によっては音響環境が整っていない場合もあるので、少しでも不安を感じたら席の移動を希望するのも一つの方法です。

毎回、一会場に数人は席の移動を希望しているので、躊躇する必要はありません。

本当ならどんな環境でも聞き取れるくらいまでリスニング力を上げることが理想ですが……こればかりは本当にどうやったらリスニングをここまであげられるか私が知りたいです(笑)。

 

ポイント2:速読はとても重要

巷ではTOEIC力=速読力と言っても過言ではないと言われています。

「最後の一列が塗り絵になってしまった〜!!」なんて経験、ありませんか?

私は2年前のTOEICと、今回の模試の1セット目・2セット目は最後の一列全部塗り絵でした。

しかし、3セット目は時間ぴったりに終えることが出来、試験本番ではなんと10分前に問題を解き終え、見直す時間まで作ることができました!

何度も長文を音読し、模試を合計6回解くことによって、短期間で速読力はあげられるということを実証出来たと感じています。

 

おわりに

この方法はたまたま私に合っていたので200点上げることが出来ましたが、勉強方法には向き不向きはあります。

途中で合ってないと感じたら、すぐに作戦変更をしてください。

みなさんがTOEICで目標点数に到達しますように!!

最後までご覧くださりありがとうございます。

 

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